ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。音楽やピアノのこと、趣味や日々のことを思いつくままに綴っています。

ピアノ連弾パーティー

大人の生徒さんと、パーティーをしました。

音楽とお食事で、サロン的な社交の場が作れるといいなと思っていたのですが、コロナ禍でなかなか実現できず、今回やっと開催できました。

 

まずはピアノで遊びます。

おどけた連弾、2台8手(2台のピアノで2人ずつ)、1台8手(1台のピアノで4人)、それぞれ合わせてみました!

開催日が決まってから、私が色々な楽譜を手に入れて、選曲してお渡ししておいたものです。2人の連弾は発表会でやっていますが、2台のピアノへ広げると、編曲ものも含めてけっこう色々と曲があるものですね。2台ピアノのデュオもそのうち取り入れてみたいです。

 

さて、いざ合わせてみてもすんなり合わないのですが、それがまた楽しい!

2人の連弾と違って、4人でパートを分けているので、自分のパートだけ練習してみても曲の全貌が全く想像できません。

それがいざ合わせてみると、どんな響きのどんな曲になるのかが分かるので、面白いのです。

笑い声が響く中、皆で楽しみました!

 

1回ではもったいないので、また同じ曲を次もやってみたり、パートを入れ替えてみたり、もっとたくさん遊べそうです!

 

さて、終わったら、お食事会。

担当を決めておいて持ち寄ってもらいました。

私はメイン料理とケーキを用意しておきました。ケーキはちょっと想定外なのですが、たくさんあって皆さんに食べてもらおうと・・・。

 

お喋りに花が咲き、片付けもして頂いて終了。

 

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マンゴーとココナツのケーキ。

 

楽しい一時でした。

これから、定期的に開催したいと思っています。

京都国立博物館

ふらっと海太郎と車を走らせて、お盆休みの最後に京都国立博物館へ行ってきました。

 

 

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特別展は、「観心寺金剛寺 真言密教南朝の遺産」

 

京都国立博物館が行った文化財調査の成果を公開してありました。

 

目立つ展示品には、たとえば、大きな金剛界曼荼羅胎蔵界曼荼羅の掛け物。目をこらしてみると、茶色に変色した表面のおくに、密教の世界観が広がっています。

また、観心寺楠木正成と縁があるお寺。展示室に奉納された甲冑がずらっと並んでいるのは圧巻でした。

 

どちらのお寺も行ったことがありますが、また行ってみたいです。

 

 

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細見美術館に併設されているカフェでケーキを食べて帰ってきました。

敦賀へスタディバスツアー

今年は日本ポーランド協会関西センターでのシベリア孤児100周年イベントの担当をしているので、敦賀ムゼウムへのスタディバスツアーに参加してきました。

 

昨年も8月末に海太郎と訪ねているので2回目です。

 

 

 

大阪駅に集合して、バスで出発。

行きのバスではまずぐーぐー寝ました。

 

 

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さかな街。ここで海鮮丼を食べました。

海鮮丼ってどこで食べても同じですよね・・・。

 


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気比神宮

 

 


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お参り。

ムゼウムへ遅れるわけにはいかないので、さっとお参りだけです。

 


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やって来ました、人道の港 敦賀ムゼウム。

 

ここで、西川館長のご講演を聞き、敦賀高校創生部の高校生の館内案内がありました。

その後は各自で見学。見応えのある展示ですが、今回2階の企画展は「桜咲く国~388人の子どもたちが過ごした日本~」でした。救済され日本で過ごしたシベリア孤児のことですね。

 


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赤レンガ。

海鮮おつまみのお土産を買いました!

今回求肥昆布が買えず残念。

 

帰りのバスでもぐーぐー寝て、とりあえずずっと寝てます~(笑)

どこでも寝られるのが私の特技!?これは海外に行ってもどこへ行っても、眠れず困るということがないので、かなりの強味だと思っています!

反面、いったん座ると会議中でも寝てしまうという別の問題も生じますが(笑)

 

さて、予定より少し遅れて大阪に帰ってきました。

 

8月28日(日)には三宮で講演会もあり、まだシベリア孤児関連イベントは続きます。

ロールケーキ

猛暑が続きますね。暑くても食べることは楽しみです!

 

 

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コーヒー味のロールケーキ。くるみを混ぜたチーズクリームです。

これだけで食べてもいいかなぁ!!と思いましたが、飾り付けします。

 

 

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寝かせてクリームを絞り、くるみの飴飾りをのせたところ。

 

 

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コーヒー味にはコーヒーを。

 

 

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マスカルポーネチーズのクリーム、スポンジにコーヒーシロップを染み込ませて、ティラミスのように。

もう少しまん丸のロールケーキの予定でしたが、ちょっと失敗してブサイクになりました。

 


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ジャワのコーヒーと一緒に。

 

 

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今月に入って夏休み。海太郎とアフタヌーンティーをしました。サンドイッチとスコーン。

 

ショパンモーツァルト、ピアノソロからコンチェルト、色々なCDを聴きながらお酒を片手に音楽に浸る時間も至福のひとときです。

 

 

ピアノ発表会 2022

レッスン生のピアノ発表会が無事に終了しました。

最後に心配だったのは、自分も含めてコロナにかかってしまうことでしたが、幸い誰も体調不良にならず、当日を迎えることができました。

でも当日の進行のことなど色々考えて緊張しますから、あまり前日は眠れません(笑)

 

それにしても、皆さん、リハーサルよりも本番の方がとても良い演奏でした!!

 

音楽の楽しみは、表現すること。

音をただ並べてもそれは音楽ではありません。並べた音を表現することが、音楽です。

そのために普段から、色々なことを心で感じ、考えながらピアノに向き合って欲しいと思います。

 

そして、たくさんの方に演奏を披露し、また他人の演奏を聴くことで、一緒に音楽を楽しむ豊かな時間を過ごせます。

それがまたピアノの楽しみだと思います。

 

子ども達は年々上達します。テクニックが身に付いたり、より深く歌えるようになったり、一人一人、昨年よりもいい演奏でした!

ご家族が練習に付き添ってくださる時があったり、ご家庭でも色々なことがあると思いますが、こうして成長していく様子は何より嬉しいですね。もっともっと伸びていくと思うので、根気よく、そして楽しみながらこれからも練習してほしいと思います!

 

大人の方からは、「皆と音楽を共有できることがとても幸せ」「こんなに弾ける人たちと一緒に弾けることがすごい」「(音楽の)同士みたい」、といった声が聞かれました。

プロもアマも、皆が音楽に対して真摯な姿勢で、同じ方向を向いているので、このような気持ちになれるのですね。皆さん仕事にご家庭に忙しく、状況も様々ですが、ピアノという共通のものがあることがとても素敵なことです。

 

私は、子どもの生徒さん、大人の生徒さん、それから保護者の方とも、それぞれの方と深く関わることができて、とても楽しく幸せなことだと思っています。

 

また来年の発表会を目指して日々頑張りましょう!!

 

 

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生徒の皆さんから頂いたお花。とても立派!!

 

 

パッションフルーツのケーキ

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パッションフルーツのムースと杏仁霜のムース。

アプリコットで飾りました。

 

 


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断面図。

中にも刻んだアプリコットを入れています。

 

 


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ロンネフェルトのアイリッシュモルトの紅茶と一緒に。

 

 

 

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ホワイトチョコムースの中にパッションフルーツのクリームを入れたケーキ。

同じクリームで飾り付け。

 

 


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コーヒーと一緒に。

 

 

明日はレッスン生のピアノ発表会です。1年で一番大切な発表の場。

今日はみんな集中したいい表情でした!明日も思い切り音楽を表現してもらいたいです!!

誕生日&結婚記念日

結婚記念日と私の誕生日でした。

記念日にはイタリアンかフレンチに行っていましたが、今回は和食にしました。海太郎が何を思ったか菊乃井に行こうと言い出したのです。

前日からちょっと緊張(笑)

 

 

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右側の建物です。

道を進んでお店の正面が見えると、お店の方が出迎えてくれました。

 

 

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通されたお部屋。すごい!

まずはお茶が出てきました。

 

お料理は「祇園月の献立」。

 


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八寸。鮑、ぐじのきゅうり巻き、蛸の子、エビ、利休麩と青瓜雷干し、サフラン生姜、鱧寿司。

茅の輪が乗っています。祇園祭の「蘇民将来子孫也」とお札も付いていました。仲居頭さんに意味を尋ねて詳しく教えてもらいました。この無病息災を願うお札も大事に取っておきます。

 

言われた通り、茅の輪の中に手を入れて一口食べてから輪を外しました。

盃はかわらけに金を塗ったそうです。

 

ここで「今日の焼き物です」と鮎を持ってきて見せてくれました。まだピチピチ跳ねてます!

 


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最初は「菊乃井」という純米吟醸で乾杯。

 


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うに豆腐。「雲丹」は生、火を通したものは「海胆」と書くそうです。だから今回は「海胆豆腐」。

ほんのりわさびの味もする山芋あん。

 

 

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鯛と太刀魚のお刺身。ウリの器です。丸い見た目が可愛らしくもあり、思わず「うわ〜!」と声が出ます。

 

 


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裏からの図。

 

さあ食べよう!とふと海太郎を見ると、正面に飾られていた葉っぱを醤油につけているところでした。

え・・その葉っぱは飾りじゃないの!?と制する間もなく、パクリ。

じーっと眺めていると、「これ、食べるもんじゃないな。」

当たり前や!!!

 

その後ずっと口の中で葉っぱの変な味が広がっていたそうです。美味しいお刺身がなんともったいない。

 

仲居頭さんがやって来た時に言いつけると、「まあ毒じゃありませんからね。きゅうりの葉っぱ。トゲトゲしてて独特の味がしますでしょ。」

そして、

「これまでにウリはかじった方いらっしゃいましたけど。

ウリもかじりはります?いいんどすか?心残りはありまへんか?」

 

ウリをかじった人はいたけれど、ウリの葉っぱを食べた人は初の模様。

 


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鱧落とし。梅肉醤油。

普通は冷たいですが、温かいお出汁に落とすとのことで、ほんのり温かかったです。

 


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すっぽんとふかひれの入った冬瓜蒸し。

この冬瓜は食べてよし!

冬瓜にも味が染みてて柔らかくてとても美味しいです。皮ギリギリまで食べられるけども、お腹と相談してほしいとのことでした。

皮は食べたらあかん。

 

 

部屋からお庭にも出られるし、部屋は広々、なんとも優雅な時間です。庭に降りたり部屋を眺め回してうろうろ。

でも奥で襖が開いてお料理が運ばれてくる準備の音が聞こえると、さささっと着席。姿勢を正してお料理を待ちます。海太郎もいつもこれくらいピンとしててほしい。

 


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「さきほどの鮎が姿を変えてまいりました〜」と運ばれてきた鮎の塩焼き。

 

ここで女将さん登場。

今までの仲居頭さんも味のある素敵な方で見惚れていましたが、女将さんは貫禄が違います!!もはや神々しい。

ビビって小さくなってしまいました(笑)所詮小心者。

「あやちゃんは(比べたら)小学生みたいやな。」海太郎談。

私もこういう迫力ある雰囲気で人をビビらせたいという夢を抱きました。

 

鮎は頭を下にして焼いているので、頭には脂が落ちてきてカラッと焼き上がり、身はふっくら、との説明でした。

ご挨拶の印にとお酌もしてくださって、ありがたく頂きます。別腹たくさん用意してくださいね、と言われ、「はい!!」と元気よくお返事。

 

鮎は串から外して頭から食べました。

 


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トマトスープの上に汲み上げ湯葉。混ぜながら食べます。

 

 


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この蓋を開けると、


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夏越し(なごし)の薬石。

四つ足の動物を食べて夏を乗り切ろうということだそうです。もともと日本では四つ足動物は食さなかったけれど、あえてそれを食べるという先代の知恵とのこと。

今日の四つ足の動物は牛。柔らかくて炊いた牛肉にじゃがいもあんがかかっていて、ずいきが添えてありました。

 

 

 

最後に釜で炊いた鱧ご飯が運ばれてきて、女将さんがよそってくれます!!鱧より女将さん。

 


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鱧ご飯と新牛蒡のすり流し。

 

「うっとこは量が多いでっしゃろ。」と、それでも最後まで食べられるように野菜のお料理なのだそうです。

「手前どもの」「うっとこの」「でっしゃろ」など京都らしい言葉遣いも楽しめます。

 

鱧をなぜ食べるのか。夏に京都へ運ばれてきた魚の中で唯一鱧だけが生きていたそうで、その生命力にあやかろうということなのだそうです。

 

釜に入ったご飯はお代わりできます。

食べ終わって、うーん、自分でよそっていいんだろうか、と言いながらお茶碗によそった海太郎。

そのタイミングで仲居さんが入ってきました。

「あ!自分でよそってしまいました!」

「いいんですよ。」

 

いいのか、と思ってまた2人でよそって食べていたら、仲居さんがまたやって来て「もしかして〜・・・」

「あ!また自分でよそって食べてます!!」

ちっとも待てない2人です。

 


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黒蜜に入った葛切り。

八ツ橋アイスクリーム。

葛切りを食べてから、残った黒蜜をアイスクリームにかけて食べました。

 

そして、献立には載っていないお菓子とお茶が出てくるようです!

 


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蓮根入りの枝豆の羊羹。

 

この後おうすが出てきました。

 

 

帰りにも出口で女将さん座っていらっしゃいました!

わ〜女将さん!!本日3回目。

 

結婚記念日と誕生日ですと海太郎が仲居さんに話したので、記念にタオルをくれました!

ビビりがマシになってきたので、少しお話できました。

見送られて幸せな気持ちでお店を後にしました。

 

 

 

f:id:Ayaczko:20220712193846j:image誕生日の前に海太郎が買ってきてくれたお花。