ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。音楽やピアノのこと、趣味や日々のことを思いつくままに綴っています。

モン・サン・ミシェルのトラブル

6月15日(土)

今日もバスに1時間少し乗ってレンヌという駅まで行き、電車に乗り換えてパリに戻ります。

バスの時間が9時20分なので、朝食をささっと済ませ、散歩に出ました

あーーなんて気持ちのいい清々しい空気

身も心も洗われます

少し歩くとダムに出るのですがそこから朝のモン・サン・ミシェルを眺めました

素敵ねーー

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ところで、バス乗り場なのですが、来た時に降りたバス発着所まで行かなくても、ホテル目の前のバス停にもちゃんとバスが停まるよとホテルの人は言っていました。ほんと~?とちょっと疑わしかったので、昨夜バス発着所まで行って係員に聞いたのですが英語が通じず、インフォメーションセンターはすでに閉まっていたので、今朝別のフロントの人にも確かめると、レンヌ行のバスはホテル前のバス停からもちゃんと出るよ、と身振りも交えて明確に言い切りました。

そこまで言うならそうなんだ。

と、信じたのがいけなかった・・・

待てども待てどもバスは来ませんでした・・・・

そういえば、この道にそんな大型バスが走ってるの見たことないやん・・・

バス発着所までシャトルバスで行って、やっとのことで英語のできる人を見つけ尋ねると、「ええ!?バスはここからしか出ないよ。なんでホテルの人はそんなこと言ったの。。。もう次のバスは11時20分しかないよ。」

ちょっとちょっとちょっと

とりあえず、ホテルへGo

ねぇねぇ!あんなに確認したのに間違ってるじゃないの。バス来なかったよ!

「そんなはずはない。バスはいつもあのバス停から出てる!」

「じゃあインフォメーションで確認してみてよ!出ないって言ってるよ。」

「バスはいつもあそこから出る。あなたとこれ以上話す気はない。私たちは間違っていない。終わり!!」

態度悪っ。

カッチーン

じゃあおあなたがバス来るまでずっとそこに立っとけーーー

ひとしきり怒ったものの、ともかく、実際間違いを認めるとか謝ってくれるかどうかなんてどうでもいいのです。海外ではそんなこと求められませんし。自分が何をどうしてほしいのかが一番大切。

今回ホテルに戻ってきた目的は、駅の窓口に電話して電車のチケットを変更してもらうこと。

日本ですでに予約済みの電車に乗り損ねたわけですから、その後の電車に乗れるように変更してもらわないと、買い直しになってしまいます。ネットが使えないので方法は電話のみ・・・のはず。

そこはフロントのおばさん、素直に電話番号調べて電話し始めました。

結局チケットは変更できなかったようで、まずはポントーソンという駅までバスで出てからチケットを変更してもらい、パリへ戻るようにとの説明でした。レンヌ行のバスに乗ると変更が間に合わないとのことなのでしょう。

「なぜ今日本当に不運にもあなた達がこうなったのかわからないけれど、とにかく無事にパリに戻れることを祈っておくわ。」

ふん、誰のせいやねん!と言いたいのを我慢して、「ありがと

でも、ポントーソンという駅は私は知りません。そんな知らない駅に出て、しかもド田舎だったらちゃんとパリ行の電車あるの・・・??と不安はありましたが、とにかくポントーソン行のバスの停留所を書いてくれたメモを持ち、そのバス停で待ちました。心配だったからそのバス停の係員にも確かめて待っていました。

けれど、バスは来なかったのです・・・・・・

向こうの道路を走っていくのが見えました

ここの人達どうなってるの

結局11時20分のバスでレンヌで向かうことにしました

余計なホテルのアドバイスをまたしても聞いてしまったために更なる時間の無駄。

バス停にただ立ってただけで午前中が終わってしまいました。悲しい

バスは11:20発、12:40レンヌ着、次のパリ行の電車は14時らしいです。(例のホテルで聞いていたけれど、ここのバス停の案内板にも書いてあります。)

11:20のバスには無事乗れて(当たり前です、周りから見たら「あの人たちアホじゃないか」と思われそうなくらい、ひたすら立って待ってたのだから。)12:40頃レンヌ着。あと1時間以上時間あるわ~と思ってふと掲示板見たら、13時のパリ行電車があるではないか

自分の国のことなのに本当に何も役に立たない人達ね

急いで窓口に行って、変更してほしいと言うと「時間的に遅すぎるから買い直すしかない」と言われました。

あ~あ仕方ない、出費は痛いけど。。

でも「じゃあ、電話ではチケット変更は受け付けてないってことだったの?」と尋ねると、何らかの事情を察したのか 

「今日は何かあったの

おおお やっと人の話を聞いてくれる人に巡り合えたよ

経緯を説明すると、少し待たされ、「そういう事情なら電車のチケット無料で交換します。検札が来ても困らないようにメモにも書いておくからそれを見せてね。」

バスを乗り損ねたことを書いてくれました。

彼が神様に見えるーー

そんなこんなで無事13時発の電車でパリに帰れました

ホテルまで行ってチェックインを済ませて、パリ市内へ

オルセー美術館を少しでも入ろうよということで入りましたが、結局30分しか時間ありませんでした

30分なんてただうろうろ歩いただけです(笑)今日は仕方ない、また明日来よう

チュイルリー庭園を歩いて、コンコルド広場へ行ったり、マドレーヌ教会へ行ったり、その辺りを散策した後、すでに19時。もう時間は遅いけど、今日1日もったいない気がして欲張って、凱旋門へ行きました

さすがにくたくた。

夕飯はサンドイッチを買って帰ってホテルで食べました。疲れすぎて食べる元気もないや・・・。

まぁ、色々あったけど、旅にトラブルは付き物だし、後から振り返るとトラブルが話題豊富で面白かったりもするのです

ちなみに、このホテルの部屋は、ベッドの足元側にドアとテーブル、枕元側にクローゼットがあるのですが、ジャケットをかけにクローゼットへ行くと、あれ?坂を上った感じがする・・・

もう一度歩いてみても、やっぱり坂を上がってる

部屋がちょっと傾いてるどころか斜めです

スーツケースがころころと転がっていきました。

ベッドに横になったら何にも気になりませんでしたが(笑)

ではおやすみ