6月9日(月)
萩観光。とても楽しみにしていた町です
萩には“まぁーるバス”という市内循環バス、その名も「晋作くん」と「松陰先生」が走っています(高杉晋作と吉田松陰ですね)
まずはそのバスで、一番遠い萩城跡(指月公園)まで行きました。
先に傍にある萩屋敷長屋へ行くことに・・・。萩に現存する武家屋敷の中でも最大だそうです。
チケット代払うと受付のおじいさんが、長屋を説明しながら案内してくれました。
萩ではその後も重要な建物で案内の方の説明を聞くことができました!
萩の町は道が広くなっただけで地図は江戸から変わっていないのだそうです。あ、ほんとだ!!
しかも、重要伝統的建造物群保存地区が3か所もあるというのは 萩だけだとおっしゃっていました。
この長屋に関してだけではなくて、毛利家の家系図、萩の歴史、幕末のこと、それ以外の色々なお話を聞いていると、とても勉強になったし面白かったです。おじいさんの見解も加わっていますが、今振り返ってもとても印象に残っています。そのうち、おじいさんの身の上話にもなり、うるうる。
笑。
でも、人それぞれの人生があって、今日お互いにすれ違っただけなのに不思議な感じで、心に残りますね。
そして萩城跡(指月公園)へ。
先ほどの方からこの城跡のことも聞いていたので、貴重な「幻の桜」と言われる「ミドリヨシノ」もちゃんと見れました!
花はないので樹だけですが・・・。
廃藩置県でお城は解体されてしまったため、残されているのは石垣と堀のみ。
ここを出ると、それから城下町の町歩きの始まりです
ちょっと暑い・・・
土塀の長さにびっくり。
堀内鍵曲(ほりうちかいまがり)。わざと鍵状に道を作り、敵を迷い込ませて追い詰めた場所。
壁の内側には夏みかんの木。
萩焼のお店などが立ち並ぶ通り。電線が張り巡らされていますが、歴史地区は電柱も電線も地下に埋めています。
誰もいませんねえ・・・。ちょこちょこ観光客はいるんですけどね。
菊屋家住宅。国内に現存する最古の大型町屋のひとつ。国の重要文化財。
書院から見た庭園。とっても美しい。
家の中。
内部には伊藤博文がアメリカから持ち帰ったという掛け時計がまだまだご健在でした!ちょうど12時の時計の音を聞きました。
蔵もたくさんあるし、本当に大きいのですが、なかなか写真では撮りきれません。
菊屋家住宅の土塀。
この辺りの城下町は本当に風情がありますね
お腹すいたけど、せっかくだからあとひとつ、旧久保田家住宅に!!
案内の方の説明はまたとても面白かったです。
初代は呉服屋としてやってきたけれども、2代目からお酒とお醤油を売るようになり(水が綺麗だから)、商売のため質素倹約の生活をしていたらしいです。
そして、なぜ萩は夏みかんが有名なのか・・・明治維新の後困窮する下級武士が収入を得るために夏みかんを植えることを推奨したのだそうです。
などなど。でも、話し出したら次から次へと止まらない案内係のおじいさん。合計40分もいました
さすがにお腹すいてふらふら、萩焼のお店も見たかったけど、とにかくお昼ご飯をどこかで食べねば~と道の角にあったカフェのようなところへGO!
お店のおばさんが、「どこから来たの?」と話しかけて来てくれて、色々話しました。歴史上の話よりも今の萩の話を聞けて、けっこう長い時間話していたと思いますついでに萩焼のお店を教えてもらって(お店自体はその辺りにたくさんあるのですが)、そこへ向かいました。
教えてもらった萩焼の窯元のお店に入ると、お店のおばさんにまた話しかけられ、
「こういう田舎を観光するのは交通が不便でしょ!みんな車よ~!! え!?もしかして車??まさかそんなわけないよねえ、がははは。」と一人でしゃべっておいででしたが、まぜ“まさか”なんでしょう(笑)
でも楽しくまたまた話し込んでしまいました
萩焼のコーヒーカップを買って、バスを教えてもらって、お店を出ました。
平安古(ひやこ)と呼ばれる地区まで行き、また鍵曲など見たりして、美しい景色を堪能
さて、ここからまたバスで昨日行き損ねた東光寺へ行こうと思って、市内循環バスの時刻表と、夕方山口へ向かうバスの時刻と見比べてみると、えーーーーー!!どう見ても時間がない
あちこちで喋ってる間に思ったより時間が経ってしまったらしく・・・・・・東光寺行けなかった
泣く泣くホテルに戻って、荷物を受け取り、無事山口行のバスに乗って萩をさよならしました。
でも、こうして順々に観て歩いているうちに、萩の歴史の重みを感じてきました。
明日は山口を観光してから岩国にも行きまーす。
ちなみに・・・
東萩駅の時刻表。うわー、数字がない。電車移動はかなり困難ですね。