7月26日(日)
昨日は土曜日だったからか、道端(か、近くのバー?)で一晩中若者が騒ぎ、その叫び声などで悪夢にうなされ、睡眠不足
この人たちは寝ないのか
でも今日はちょっと遅起き。ホテルの朝食が8時からだったので(遅い!)、7:55にスタンバイ。美味しいコーヒーを淹れてくれました
バッグも持って部屋を出てきて、10分で朝食を済ませて駅へ急ぎ、8時半のバスでバウスカという町へ出発しました。
バウスカにあるルンダーレ宮殿が今日の目的です
9:40バウスカ着。
問題は今日が日曜日であること。宮殿は10時からなのですが、バウスカの駅からの路線バスが11時発しかないのです。
時間がもったいないので(今日はまだリーガの町も散策したかった)タクシーを使おうとひとまずバウスカに来たわけですが、唯一1台待っていたタクシーは別の人に乗られてしまいました。もう1台あって近づいてきたのですが、明らかに白タク。
うーん、とりあえず値段を交渉してみよう。
ちょっと高いかもしれないけれどまずまずの値段に落ち着いたので、乗ることにして宮殿へ向かいます。
けっこう距離を走って無事宮殿に着きました
しばらく公園を歩くと急に宮殿が現れる感じ。
このルンダーレ宮殿、バルトのヴェルサイユとも呼ばれ、本当にベルサイユ宮殿にそっくりです
ほら!!
ほらほら!!
夫人の部屋も見学できる「長いルート」のチケットと、カメラのチケット(写真を撮るためのチケット)を買って見学開始。
階段を上がります。
黄金の広間。宮殿で一番豪華な広間です。ちなみに、ドイツ人のツアーなどの観光客がとても多かったです。
広間の彫刻。
白の広間。文字通り、真っ白な広間、舞踏会が行われた広間です。真っ白ななのは女性のドレスを引き立てるためであったとか。彫刻はとても美しくて、狩の風景や神話?など様々な場面の彫刻がありました。
ひとつひとつ、彫刻をじっくり眺めました。
白の広間に面している、磁器の間。東洋の陶器が滝をイメージして並んでいます。躍動感がありました。
バラの間。ピンクの人口大理石の壁にバラの彫刻。
宮殿から見た庭園。
広間。食事をする部屋だったようですね。
夫人の部屋のひとつ。立体的な空間と彫刻が素敵。
内装はとても豪華で楽しかったです
けれど、この宮殿で印象に残ったのはこれだけではありませんでした。
宮殿内見学の最後に地下に降りたのですが、修復の様子がパネルなどで紹介されていて、完全に廃墟のようになってしまった宮殿に見入りました。
今は修復を終えた2階部分の公開です。
今まではこの国の事情もあって、保存修復どころではなかったのでしょうか。
それから庭園に出て行って、宮殿内から見た素敵な庭との差にびっくり。
庭園から見た宮殿。これは美しいです。
ところが、綺麗な芝の緑に見えたところは、ところどころ土が見えて草ぼうぼう。バラの花もなんだか元気がない。手入れが行き届いていないか、間に合っていないのか・・・。
宮殿につながる石の壁もこんな感じ。写真の奥の壁が崩れたままです。手前も修復中。
他にも、ビフォー&アフターのような感じの箇所がたくさん。
宮殿から出ていく時によく分かりました。
右側と左側の建物では明らかに違います。左側が修復前、右側が修復後(それも壁だけ)。
こちらはもっと差があります。まるで違う建物のようですが、同じです。
そして、この窓、右側は窓ですが、左側は窓の絵(ガラスの部分)です。
窓が間に合わないのでとりあえず絵を描きましたって感じでしょうか。
また、白い線はちょっと歪んでたりはみ出てたり、ペンキが赤い壁に飛び散っていたり・・・赤い壁も近くでよく見るとまだらじゃない!?
雑というか、慌てて必死にやっているのでしょうかね。
これから美しい姿を取り戻していくのだろうなと、色々な思いで見ました。
さて、ランチも済ませたし、帰りはバスでバウスカに戻って、40分ほどバスを待って15:30にリーガに戻ってきました。
そのままバスターミナルそばの中央市場へ行きます
5つ並ぶドームが全て市場。
屋外にも屋台が並んでいます。
スペインで行った時に面白かったので今回も期待したのですが、夕方だったからか閉めていたお店も多くてあまり活気がなかったのが残念です。やっぱり早い時間に行かないとダメですね~。
それでも蜂蜜のお店で、味見をさせてくれて美味しい蜂蜜を買ってきました
陽気なおばさんで楽しくお買い物ここではポーランドと同じく、蜂蜜が有名です。
後はさーっと回って出てきました。
魚売り場。
これから散歩にまた旧市街へ歩いて行きます
ホテル近くには「ワーグネラ(ワーグナー)通り」と名付けられた通りがあって、ワーグナーが住んでいた家が残っていました。
彼が2年間住んでいた4番地の家。
スウェーデン門。リーガに残っている唯一の城門です。
リーガ城を一目見ようと歩いて行ってみたけど、修復中で覆われていたのでどれがリーガ城か分からないくらいでした
三人兄弟。
タリンで「三人姉妹」がありましたね~。
この“兄弟”は中世の住宅。右の“お兄ちゃん”はまだ余裕がある様子で建っていますが、左の“弟ちゃん”になるとかなり狭苦しそう。
博物館なのですが、今日はお休みでした。
素敵な通りですよね~こういうの大好き
小さい町なのですが、今日はまた昨日と違う気分でゆっくり歩いて満足満足
もう見るところも全部見たし、雲行きもあやしくなってきたし、そろそろ晩ご飯かな~
レストランに入って、昨日の反省からメインを2人でシェアすることにして、それも少なそうなお魚料理を選びました
それとスープかサラダか迷ったけれど、寒いのでスープに。
テラス席に座っていますが寒いので屋根に暖房がついています。けっこう暖かい
スープは多かったらどうしようかと話し合っていると、お店の人が注文を取りに来たので尋ねてみると、「スープなんて150mlか200mlくらいよ~!!」と言うので、スープを二皿とメイン一皿注文。
先にスープがやってきました
ところが、もはやスープ皿ではなく、まるで洗面器のようなお皿になみなみと注がれたスープが出てきたのです
どこが200mlよ
メインのお魚料理。お魚のすり身を蒸したようなヘルシーなお料理でした。・・・あんまり味がなかったいつ食べても全体に塩気も脂気も少ないです。珍しいですよね、普通ヨーロッパでは塩辛いとか脂っこいとかなのに。
ところで、その下の海藻のようなものは何だったのでしょうね。
食べている時に雨が降りましたが、食べ終わると止みました
レストラン。
リーガももう終わりですね。明日は最後の国リトアニアに入ります。