ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。音楽やピアノのこと、趣味や日々のことを思いつくままに綴っています。

リトアニア(シャウレイ、十字架の丘)

7月27日(月)

今日はリトアニアの首都、ヴィリニュスへ向かうのですが、途中シャウレイへ立ち寄ります。

立ち寄りますって一言だけど、1日がかりの立ち寄り。

完全に途中というわけでもないし、バスの便も限られています。

シャウレイには人々が持ち寄った十字架でできた丘、「十字架の丘」と呼ばれるところがあり、“十字架の国”と呼ばれることもあるリトアニアを象徴する地でもあります。

リーガからシャウレイ行きのバスチケットは日本で買えました。でもシャウレイからヴィリニュス行きのチケットは買えなかったので現地での購入になるのですが、それが心配でした。

バスは席が限られていますからね…最悪は別の町へ行ってヴィリニュスへ向かえるなとか色々心配しつつ出発です。

9:00リーガ発

バス車内で、話しかけた(ちょっと尋ねた)女の人が、「あなた達昨日宮殿に行ったでしょ?バスで見たよ

え~そうなんだ

同じくシャウレイの「十字架の丘」を目指すと知り、嬉しくなりました

姉弟のロシア人です。

シャウレイに着いて、彼らの情報によりタクシーをシェアして一緒に行こうとなりました。

ここからは路線バス+歩きで時間がかかるので、丘でタクシーを待たせて一緒に往復しようと。

ところが、タクシーが値段をふっかけたのであっという間に取りやめに

ボッタくるのも少しにすればいいのに。

じゃあ路線バスで行こうと話し合っているとタクシー運転手は諦めずに交渉してきたけど、彼女が一蹴。

ああ、心強い

彼ら、ものすごく大きな人で、女性も軽く180cmくらいあるんじゃないかしら・・・陰に隠れているだけで超安心

というわけで、今日は陰に隠れていようっと

路線バスの時間を調べて(弟さんが)、荷物を預け、バスが出るまでに昼食を。

ハンバーガーです。ファストフードのはずがものすごく出てくるのが遅くて、5分くらいで食べました!

路線バスの車内は蒸していて暑い上にぎゅうぎゅうの満席だったので乗っているのが苦しかったです

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20分くらい走って「ドマンタイ」というバス停で降りました。運転手に「着いたら教えて」と言うのを忘れたので、ロシア人がで大声で周囲の人たちに尋ねてくれました。

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あとはひたすら真っ直ぐ歩く

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丘の近くには観光バスがたくさん着いていて、お土産屋さんも。ここで十字架を買って丘に立ててくることもできます。

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見えてきました、十字架の丘

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十字架が重なり合って束になってびっしり。古いものから新しいものまで、小さいものから大きいものまで。

私達は観光ですが、本当にここに十字架を立てに来た人々はどのような思いだったのでしょう。ソ連時代、何度破壊されても人々はここに十字架を建てたらしいです。

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丘から向こうを見ても遠くまで十字架が並んでいます。

帰りのバスの時間(1時間に1本の路線バス)があるので見学できたのは30分だけ。あと15分くらい欲しかったところだけど仕方がないです。こんなに時間をかけてやって来て、本日の観光時間は30分!!

けっこうギリギリに丘を出たのでバス停まで駆け足気味に歩きました。

ロシア人姉弟が、オランダの木靴のキーホルダーを記念にくれました(なぜオランダ!?「行ったからだよ」と言っていましたが。)

シャウレイに戻ってきて荷物を受け取り、一緒に写真を撮ってもらってお別れです。彼らはカウナスへ向かい、その後ヴィリニュスへ行くと言うのでまた会えるといいね~と言ってさよならしました。

心配だったヴィリニュス行きのバス、車内で無事にチケットを買えました

よかったほっとしました

それどころか、事前に予定していた時間より1時間早いバスに乗れたので、ヴィリニュスにも早く到着することになり、結果的には全てうまくいきました

荷物は自分でトランクルームへ入れるのですがすでに一杯

どうしよ、どうしよ、とお隣の方々を何度もチラ見、じーっと見そうすると、おばさまがおじさまに「ちょっと、困ってるじゃないの。なんとかしてあげなさいよ」という感じで言っていて、“しょうがないな”とおじさまがすでに満杯の荷物を奥へやって、空いたスペースに私たちの荷物を載せてくれて、にっこりしてくれました

ステキ狙い通り

あとはひたすら寝る

到着直前まで熟睡。

でも旅をするのに、この移動時間は疲労回復にあてられるのでとても重要です。

それにしても寝過ぎな感じがしなくもないけど(笑)今日はバス移動ばかりなので寝てばかり。

18:40ヴィリニュス着。3時間半の道のりでした。

ヴィリニュスにバスが入ったくらいから気付いていましたが、駅からホテルへ歩いていても今までの他の国との違いに気付きました。建物の様子というか町の雰囲気というか・・・壁が崩れたままだったり、もう廃墟かなと思ったら普通に人が住んでいたり、トロリーバスソ連時代のものそのまま使っているのかなと思うような古いものであったり…。翌日からメイン通りを歩いたりするとあまりそんな風に感じませんでしたが、中心部から外れるとそのような雰囲気でした。

今年からユーロに変わったばかりだし(値段は旧通貨のリタスとユーロとの並記)これから整えていくのでしょうか。

ホテルへ着くと、「今日の宿泊客で一番遅い到着よ」と言われました!

1階の部屋なのに、一度2階へ上がってくねくね歩いてから1階へ降りるという複雑な構造で、ホテル内で何度も道を間違えました。

城壁を利用したホテルなのでこのような構造になっているようです。

夕食は近くのスーパーでサンドイッチなど適当に買って済ませました。

十分快適な部屋です、おやすみ~zzz