7月28日(火)
今日はリトアニアの首都、ヴィリニュスの観光です
朝食は開始時間の7時に行きます、もちろん
まだ誰もいない・・・。卵焼きがふわふわで、蒸したような感じで変わっていました。
出発!!
まずはトロリーバスに乗り、一番遠いところから観光を始めることにしました。
今回は小さな町ばかりで徒歩で回れるので、町の中でバスやトラムに乗ったことがありません。今回が初めて。
前のドアが壊れて開かない・・・というか斜めに曲がっていて辛うじて車体にくっついている、というトロリーバスに乗りました。
聖ペテロ&パウロ教会。
白の彫刻で埋め尽くされたとても美しい教会です2つと同じ彫刻はないらしく、隅々眺めて、座って眺めて、ゆっくり過ごしました。
教会を出て、通りを歩いていますが人影が見当たらないです。まだ旧市街に入っていないからだと思いますが、建物が大きくてなんとかくだだっ広い感じ。ヴィリニュスはタリンやリーガと違って、ここが旧市街!と明確に分からないようですね。
坂道を上がって行きます。誰一人会いません。
着きました、3つの十字架の丘。
丘から見たヴィリニュスの町。
写真で見るとどこの町を撮っても同じ感じです(笑)実際、ヨーロッパの町は赤い屋根の建物が並んで同じように見えてしまいますね。
坂道を下っていると日本人ツアーとすれ違いました。
ケディミナス城。え、城!?という感じですね(笑) 今は城壁後しか残っていません。
リフトでも上がることができますが、歩いて上がってきました。
ケディミナス塔。リトアニアの国旗が掲げられています。内部は博物館になっていて、中世の武具が展示されていました。
曇っていて少し寒かったのですが、塔の上では風に吹かれて気持ちがよかったです
ここから旧市街へ入ります
大聖堂。
ギリシャ神殿のようです。鐘楼もありますが、さっき2か所から景色を眺めたのでここは上りませんでした。
内部にある「聖カジミエルの礼拝所」。聖カジミエルの聖画には手が3つあります。何度消しても手が現れてきたのでそのまま残されたとのこと。
王宮。(右側。左は大聖堂)
この王宮の基礎部分。オリジナルはここだけ!!破壊されたので公園になっていたのを現在再び建設しているようです。
内部は広間や部屋、家具などを見ることができますが、全て当時の再現です。建物が新しい匂いがしました。
ピリエス通り。旧市街の中心の通りです。ヴィリニュスは大きな1本の通りが通っているので、地理は分かりやすいです。
雲行きもなんか悪くなってきたし(今日はずっと悪いけど)カフェで昼食にすることに。クレープとサラダを食べて、お会計を頼んだところで激しい雨が
外の席で食べていましたが、よかった、屋根のあるところで暖房もついたし!
屋根のない席で食べていた人たちは大慌てです。料理が濡れてしまってどうするのでしょう。
雨宿りのために会計を取りやめてデザートを注文し、ベリーのタルトとコーヒーをゆっくり食べている間にだんだん雨は止んできたので、お会計を済ませて再び出発。晴れ間が出てきました
ヴィリニュス大学。
大学内のフレスコ画。
大学内の本屋さんもフレスコ画。
祭壇の奥行きが深くて美しい。ステンドガラスも綺麗でした。
てくてく後方に朝行ったケディミナス塔が見えます。
聖アンナ教会(写真手前)。今度はゴシックの傑作。何種類ものれんがを組み合わせて建てられた躍動感を感じさせる教会です。
内部は割とこじんまりでした。
ついでに、聖アンナ教会の横にあった教会へも入ってみました(写真奥。手前は先ほどの聖アンナ教会)。
ベルナルディン教会。
内部は木製が多く、祭壇も木製でした。なんだか新しい感じがすると思ったらソ連に破壊されてほぼ残っていないようで修復中。
まだこんな風に崩れたままのところも。
十字架制作も無形遺産に登録されているほど信仰の厚い国で、町を歩いていても至る所に教会があります。
その分ソ連の抑圧も激しかったようですですがポーランドに占領されてしまったこともあるし、過酷な歴史を辿ってきた国なのですね。
ちなみに、今日1日でこれだけの教会へ行くと、どこがどんな風だったかすでに忘れかけています。後からの復習が大切
ここで、琥珀の博物館に入りました。ポーランドと同じく、バルト三国は琥珀の名産地。
地下にある博物館では貴重な虫入り琥珀がルーペで見れて、虫の拡大はちょっと気持ち悪いけれど面白かったです
また雨が降ってきたのでお土産店などにも寄りながら時間つぶし。今日は雨が降ったりやんだりです。
今回の旅行は夏なのに天気は変わりやすいし、ヨーロッパの高い真っ青な空をあまり見ることができていません。
ウジュピス地区へ入ります。
もともとは労働者や職人が住み、旧市街から隔離された地域だったのですが、うらぶれた雰囲気を好んだ芸術家などが住みようになった地区です。“ウジュピス共和国”とも呼ばれます。(看板にそう書いてあります。)
隔離された地区なので、橋を渡らないと“入国”できません。
地区内の通り。寂れたような、古びているような、という雰囲気だとのことですが、すでにそのような光景を昨日見てしまったので違いがあまり分からず。
少し地区内を歩いて旧市街へ戻ってきました。
夕食にしましょう
ガイドブックにも載っていたリトアニア料理を食べられるレストラン。大混雑でした。
夏によく飲まれる冷製スープ、「シャルティバルシテェイ」。ロシアのボルシチ、ポーランドのバルシチと同じくビーツで作るスープですが、ここではポーランドのスープと全く違うスープでした。色が鮮やかな桃色(ショッキングピンクに近い)で、びっくり。でも爽やかで美味しかったです。それと、ツェペリナイというジャガイモ団子。中にお肉が入っていましたが、なんていうか、もちもち・・・ぐにゃっ・・・ねっとり・・・まずくはないけれど素朴で忘れられない味です
ちなみに、メニューのページをめくっていると、ジャガイモ団子のページ、ジャガイモのパンケーキのページ、ジャガイモのソーセージのページ・・・ジャガイモばっかり!!!
美味しく食べて、しかも安かったし、満足してレストランを出ました
まだお店が開いている時間なので、陶器を見てみたり、ショッピングしようかなぁと楽しんでいる時にふと気付きました。
さっきのお店にカメラとガイドブック忘れた!!!!!
いつもは絶対すぐにバッグに入れるのに、なぜか今回テーブルに置いたんだ!!
どうしよう~~~ 日本なら絶対ありますが、海外のことです。一瞬でなくなってもおかしくない。
走ってレストランへ行き、お客さんの行列をかき分けて店内に入り、食べたテーブルへ
5人家族が座っていたので、「カメラと本ここに忘れたんだけどなかった!?!?!?!?!」
あまりの勢いに、家族全員が一斉にテーブルの下をのぞき込みました。違うよ、下じゃないよ!10歳くらいの男の子がびっくりして怯えた表情で「No~~」と横に首を振っています。
奥さまがわざわざ立ちあがって「ここに来た時は見当たらなかったから、ウェイトレスに聞いてごらん。」と親切に言ってくれますが、お礼もそこそこにウェイトレスをつかまえて、「カメラと本を忘れたんだけど、このテーブル担当の女の人はどこ!!!」(海外はテーブル担当が決まっているので、その担当者でないと対応してもらえない。)
その人が答える前に、担当の人いたーーーー!!!!!
カメラと本、カメラと本
店内で軽く大騒ぎです。
けっこう周りに見られているけど、そんなことよりカメラーーー
そのウェイトレスさん、注文取りに来てもお料理運んできても無言だったのに、この時は「あ、ちゃんと置いてあって取って来るから、ここで待っててね。」と丁寧な対応。
しばらくごちゃごちゃあったけれど、最後にはちゃんと持って来てくれました。
ああ、よかったーーー
気付くのが早くてとにかくよかった
無意識のうっかりは怖いですね。
明日はついに最終日です。
ああーーー、ついに最終日