ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。音楽やピアノのこと、趣味や日々のことを思いつくままに綴っています。

ライプツィヒ(ドイツ) <旅行7日目>

3月24日(金)

今日は泊まっている町、ライプツィヒを観光し音楽に浸って、ベルリンへ移動します。

博物館等の開館は10時なので、珍しく遅めに起きて、部屋でコーヒーを飲んだりゆっくりしてから出発しました。

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    トーマス教会。今日はとてもいいお天気!

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    教会前に立つバッハの像。

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    教会内部。ステンドグラスも美しく、バッハの顔のステンドグラスもありました。

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    この教会が有名なのは、なんといってもバッハのお墓!!

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   バッハ博物館。

バッハが使っていたオルガン、バッハの家族、貴重な品々、手書き譜(当時のインクのせいでインク焼けするので保存が大変。少しずつ展示を入れ替えながら守っている)、手書き譜に書かれた筆跡の変化の様子、2004年に発見された曲の説明など、本当に多数の展示があり、とても面白かったです。

ちなみに博物館になっているこの建物はバッハ家と親しかった商人ボーゼの家です。

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    ライプツィヒ音楽軌道のサインを追いながら歩きます。このサインを辿って行くとライプツィヒゆかりの音楽スポットを回れます。

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    ノイゲバントハウス。コンサート聴きたかったなぁ・・・。

旧市街を出てひたすら歩きます。旧市街はとても風情があるけれど、出てしまえば車の多い大きな町。レストランもなさそう。

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    メンデルスゾーンの家に着きました!

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    あまりオリジナルのものは残っていないそう。でもメンデルスゾーンが描いた絵はずらりと並んでいました。スイス旅行が大好きで、行くたびに絵を描いていたそうです。

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     ここに置いてあったベッドでメンデルスゾーンは亡くなりました。この家には4年間住んだだけだそうです。

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    やって来ました!!!シューマンの家!!!

でも14時からなのでまだ開いていません。お昼も食べ損ね(レストランが全くない)、近くにあったスーパーに入ってみるとパン屋さんがあったのでパンを買って、シューマンの家の前の垣根に座って食べました。ちょっと周囲も目を感じました(笑)

さて、時間になったし、いよいよシューマンの家に入ります。

階段を上がって行くと、小学生くらいの子ども達がワイワイしています・・・学校みたい。

受付に誰もいないのでしばらく待ちましたが、誰も来ない。

先生らしい大人に聞くと、「さあ・・???どうせここの部屋少しだけのことだから、勝手に見れば?」とのこと。

あまり誰も見学に来ないのかしら・・・。

まぁ20分くらい待っても誰も受付に来ないんだし、もう勝手に見ちゃえ!と思って入っていくと、受付のおばさんがやっとやって来ました!

ふぅ。

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    シューマン夫妻が新婚4年住んでいた家。左奥に見えるのはクララが旅行中に来ていた服。

結婚したばかりの時にシューマンとクララが一緒につけていた日記、コンサートのチラシ、写真・・・様々な展示がありましたが、この家自体にオリジナルが残っているわけではないし当時の面影はなかったです。

しかも子ども達が放課後なのかやんちゃし放題なので、なかなか静かに浸ることは難しかった(笑)

でもやはりここへ来れてよかったです!!

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   クララとロベルト・シューマン

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    音楽軌道を辿って歩き、再び旧市街へ戻ってきました。

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    ニコライ教会。

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    教会内部。「バッハのヨハネ受難曲」が初演された教会です。

さて、観光も終わったし、電車の時間までカフェでゆったり過ごしました。

駅へ向かって、ライプツィヒさようなら。

ベルリンへ向かいます。

17:15の電車でベルリンへ。混んでいて座れなかったので立ちっぱなし。

車内は暑いし、隣で大きな声で英語で喋っているおじさんはうるさいし苦痛でした。

少し遅れて18:40頃ベルリンに着き、地下鉄でブランデンブルグ門まで。

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   夜のブランデンブルグ門。

ここの側のホテルにチェックインして部屋へ案内してもらってから、さぁ!目指すはフィルハーモニー!!

ネットで調べたところ、残念ながらベルリンフィルのコンサートは開催されていないのですが、別のオケのコンサートがあるので、今から行っても時間ぎりぎりですがとりあえず行ってみることに。

急いで行くとフィルハーモニーには開演直前に着いて、当日券を無事に買えました!

ホールは撮影禁止だったので写真は撮れませんでした。

大ホールで、Deutsches Symphonie Orchester Berlin の演奏で、ラヴェルのピアノコンツェルト、ラフマニノフのシンフォニック ダンスなどを聴きました。

20:00開演、22:20終演。

ホテルに帰るともう23時前なので、ホテルのラウンジで軽い夕食にすることにしました。

おつまみにナッツが出てきてさすがに美味しい。

ドイツの白ワインと赤ワインと1杯ずつ飲んで、クラブサンドは2人でシェアしました。

たったこれだけでさすがに高い!でも雰囲気も堪能したし、コンサート後にとても心地よい時間でした。

ところで、このホテルには予約時に「新婚旅行なので、静かで広くて眺めのいい部屋を用意してほしい。」と書いておきました。

だったら高い部屋にしたらと言われそうですが(笑)

すると、部屋にちゃんとお祝いのメッセージカードが置いてあったんです。

見ると、「Mr. Ayako Mrs. Ayako」

名字が「Ayako」でした(笑) W-iFiのパスワードは名字なのですが、それも「Ayako」 

なんでも Ayako (笑)

予約時に間違えたのかホテルが間違えたのか、別に困らないので確認しませんでしたが、たぶん私でしょう。

バスタブは「プレゼントだよ」とバラの花で飾られていました。

とっても優雅な気分。

今日は本当に音楽にどっぷり浸かった1日でした。