10日(日)、大阪楽友協会創設60周年記念コンサートが無事に終了しました。
前日、右手の人差し指の爪にヒビが・・・!指先にかからないようにテープで止めたり、アロンアルファを塗って爪を補強してみたりしましたが、努力の甲斐なく、ついにバキッと割れました。
痛すぎる。普通にしてても痛いのに、ピアノを弾くのは辛すぎる。とにかく本番のみ頑張れればいいので、練習は控えめに。
当日、いずみホールへは海太郎運転の車で行きました。
到着し、楽屋へ入ると早速お腹が空いて、まずはお昼ご飯。買ってきたパンを食べます。
それからリハーサルへ。
舞台袖で椅子を確認し、さあ舞台!!いずみホールの舞台に立ち客席を眺めて、ふと振り返ると、海太郎もついて来てます!!!!!
舞台まで付いてくる人初めて見ました。
普通、お付きの人は舞台袖に控えているのでは!?
ひとまずガタガタ言ってる時間とエネルギーがもったいないので、弾いている時に視界に入らないところへ行けと手でシッシッとしておきました。
ちなみにカメラマンが写真を撮っていたらしいのですが、私のリハーサルには海太郎が舞台上に立ってバッチリ写ってるという謎・・・。
もしこの写真使うときは「夫婦仲良し」という題にしてくれるそうです。
さて、楽屋に戻り、コーヒーとお菓子。
食べ終わると、あとは暇。
なんと楽屋には電波が入らず、スマホが全く使えません。
YouTube聴こうと思ったのにやることがありません。
今更夫婦で向き合っても本番前に話すことなんて特になし。
海太郎は本を読み始めました。
私どうする・・・あと数時間どうする・・・
暇~~・・・
あ、テレビあるやん。「新婚さんいらっしゃい」とか、「なんでも鑑定団」とか見て過ごしました。
そんなこんなで、いよいよ開場。
集中と緊張を高めて、いざ舞台へ!!!
いずみホールの舞台はとても大きかったです。
今回も、感染対策により終演後に皆様にご挨拶できず、とても残念でした。
さて、今回は1週間かけて本番までやっていくつもりだった準備が、大変なことが起きたので、実質3日間くらいしかできませんでした。義母の危篤が知らされてからバタバタし始め、知らせを受けて新潟に行き、葬儀を終えて大阪に帰ってくるとぐったり疲れてしまって使い物にならなかったり。焦る気持ちもあり諦める気持ちもありながらも、最後はやっぱり必死でした!
舞台に立つ人は親の死に目に逢えないと言いますね。そこまでではないにしても、それでも舞台はキャンセルするわけにはいきませんし、穴を開けるわけにもいきません。当日だけ行っていいわけでもなく、事前にはとんでもないほどの練習を重ねています。
今回も、当日に近くなればなるほど、私だけ新潟日帰りか、もしくは行けないか、という瀬戸際でしたが、ぎりぎり新潟に行けたのはお義母さんのお計らいだと思っています。
舞台に立つ以上は、親も子も覚悟を決めておく必要がある。
これは私の先生の言葉です。
経験されてきた先生の言葉は重いです。
久保惣でのリサイタル前から考えると、怒涛のように過ぎ去っていきました。終わってしまうとほんとあっという間。いつも感じる「あっという間」。
一連の本番が終わり、どちらのコンサート共、聴きに来てくださった方々に感謝の気持ちが込み上げます。もっともっと音楽を高めていきたいと改めて感じたこの気持ちを持ち続けて今後に生かしたいと思います。
ご来場くださった皆様ありがとうございました!!!
今後もどうぞよろしくお願い致します。
北中綾子
終演後、お隣のホテルニューオータニでディナー。前日に海太郎が予約してくれていました。
海太郎は運転手なので、私だけシャンパン。
大阪城が見える素敵な眺めでした。
鯛のマリネ、枝豆のソース
マグロのタルタル
トマトソース、点々とあるのはバジルオイル
鴨ロティ、柿のソース。お肉ちっちゃい(笑)
付け合わせがキノコ(名前忘れました)とビーツと「ブロッコリー」との説明だったので、白いブロッコリーってあるんだ!と思っていたら、食べたら「レンコン」でした。
お祝いプレートが出てきました!!
3本の蝋燭は、フランスの慣習で過去・現在・未来を表すそうで、一気に吹き消しました。
お祝いデザート
パイナップルのムース
青リンゴのムース
シナモンのアイスクリーム
コーヒーと小菓子
ピスタチオのプリン、紅茶のクッキー、フィナンシェ
美味しかった!!
でも、量が少なかったのと、海太郎は飲めなかったので家に帰って飲み直し。
チーズ(ダフィノア)
オイルサーディン
アルゼンチンの赤ワイン(マルベック)
再度、乾杯!!!