ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。音楽やピアノのこと、趣味や日々のことを思いつくままに綴っています。

音楽つれづれ

ご飯を食べるのと旅行しかしていないのではないかと思われそうですが、新しいプログラムを用意するためにちゃんとピアノには向き合っています!

相棒であるピアノの断弦に悩まされつつ、調律師さんに何度も来て頂き、ようやく落ち着いてきました。よかったよかった。

 

そして、来年2月には私のお師匠さん、ポーランドのピクル先生が来日されることになりました!!コロナ禍前の2019年以来3年ぶり。

私の家にも滞在されるので、先生にお会いして音楽に浸る日々を過ごせると思うと今からものすごく楽しみです。

 

12月は生徒さんのクリスマスパーティーがあります。

ホームコンサートとパーティー。夏の発表会に対し、冬の発表会でもあります。

夏の発表会と違ってアットホームな雰囲気での開催なのですが、全員が近くに座り演奏する自分を見つめているので、かえって緊張してしまい「全然アットホームじゃないやん!」と言っていた生徒がいました(笑)

まあ、その感想もよく分かります。アットホームと言われるとふんわりした雰囲気を想像するものですが、演奏者はふんわりした気持ちでは弾けないのですね。

ともかく本番目指して頑張って下さい!

 

さて、2台ピアノのための楽譜をあれこれ見ていると、モーツァルトピアノソナタに、グリーグが2台で弾けるように第2ピアノを追加して作曲している楽譜に行き当たりました。ガチャガチャせず清潔感ある第2ピアノで、どこかで披露したいというよりも、遊んでみたいと思いました。

シューマンの原曲にドビュッシーが2台用に編曲していたり、作曲家は面白いことをしているなあと思います。

2台4手ももちろん、2台8手の色々な曲もあるし、大人の生徒さんに色々な曲で遊んでもらえると楽しいだろうなと夢を膨らませています。

早速、次回のパーティーで取り上げたいですね。

 

それから、少し前になりますが「グリーンブック」を見ました。友人のお勧めでした。

黒人ピアニストがあえて差別の激しいアメリカ南部に演奏旅行に出るのですが、その時のお世話役になった人はもともと差別主義者。成り行きでしぶしぶお世話役になったのですが、その2人が困難を乗り越えながら、関係を深めていくという物語。考えさせられる、また、とても深くて心温まる映画でした。

 

そんなこんなで、今年も残すところ1ヶ月足らずですね。