4月26日(金)
4時15分に目が覚めてしまいましたが、また頑張って寝て7時前に起床。
今日は18時からアンジェイ・ピクル先生の演奏会があります。
8時過ぎに先生宅へ朝食に行きます。
お茶を飲んでカマンベールチーズなどを食べていたら、マリアが帰宅して朝食を持って帰ってきてくれました。部屋代に朝食が付いているようなのです。
サンドイッチは、パンもチーズもとても美味しくて、クロワッサンと一緒に食べるために美味しいジャムやはちみつも付いていました。それを皆で食べました。
今日は先生が夜のリサイタルの準備をするので、午前中私は練習するわけにいかず、散歩に出かけます。
朝だから清掃車が多いし車も多いです。
さて、ヴァヴェル城まで歩くことにします。
寒い予報だったので薄着の上にダウン着てマフラーをしていたが晴れていて暖かいです。
海太郎とも新婚旅行で来ています。その前に最後に一人で来た2015年の演奏旅行時にも来ていますが、そのときは、留学時代を過ごした街並みを眺めつつ、懐かしい気持ちが込み上げました。でも、今回はまた違う心境です。時が経ちすぎたからか、パートナーを得て心境や状況が変わったからでしょうか。
それでも歩いていると色々と思い出します。もちろんここで過ごした時も思いながら、家族や友人など一緒に来た人たちと過ごしたことも。
今は気候もよくて一番気持ちのいい時です。
ヴァヴェル城へ続く「王の道」を歩いて行きます。
ヴァヴェル城到着。
坂を上がっていきます。
お城からの眺め。この向こうへずっとバスへ乗っていったところに住んでいました。
ヴァヴェル大聖堂。
回廊。
来た道と違う道を下っていきます。
素敵な通り。
ゆっくりお城を見て10時半頃に部屋に帰ってきました。
次は楽譜を持ってフロリアンカホールに向かいます。
リハーサルを特別に2時間予約してくれていました。
お花が咲いていて綺麗でした。
公園を通っていきます。
旧市街は城壁に囲まれています。
フロリアンカホールに到着。
いつ来ても素敵なホール。
前にチェロとピアノで練習している人がいて交代したのですが、私がシマノフスキを弾き始めると、「ねえねえ」と声をかけられて、何の曲を弾いているのか尋ねられました。シマノフスキだと答えると、「その曲の響きとってもいいね!私大好きよ。」と。「あなたの国の作曲家だもんね!」と少し会話して、なんだか嬉しくなって、また弾き始めました。
リハーサル中。
椅子にスマホを置いて自分の演奏を録音してみました。
11時から13時まで2時間練習できました。特別にこの時間を用意してくださったことに感謝します。
帰ってくるとマリアの友人が到着していて、挨拶して先生宅で一緒に昼食。彼女とは部屋は別ですが同じところに泊まります。
スープとペンネ(オリーブ、ドライトマト、チーズ)を食べて、紅茶とお菓子も食べました。
その後は部屋でゆっくり過ごしてから、15時半また先生宅へ。
先にポーランド人の友人が練習していました。彼とは卒業以来の感動の再会。近況を簡単に話しました。練習があるし、またあとでねと彼は帰っていきました。
17時20分、ぎりぎりまで練習しました。
マリアがドレスアップしていて「(演奏会に)行くよ!」と言うので、後から行くと言い、慌てて部屋へ戻って着替えます。もう少しカジュアルな服装を予定していましたが、明日着る予定だったワンピースとアクセサリーと靴に変更しました。
そしてフロリアンカホールへ向かいます。
ホールに到着するとポーランド人の友人たちとまた感動の再会が続きます!!
18時開演。
前半は先生のソロリサイタル。
満席で立ち見でも入り切らないのでドアは開放したままで開演です。少し早めに着いて席を確保できてよかったです。
先生が出てくると歓声が上がりました。
途中15分の休憩を挟んで、後半は、先生と色々な楽器や歌の編成でのコンサート。4手連弾、歌曲、ホルンなど心から演奏を堪能しました。
20時35分終演。観客は熱狂的でした。スタンディングオベーションになると、周りの人たちがみな背が高いので、私は何も前が見えません。何が行われているのか分からないので、黙々と拍手している私。オランダでのコンセルトヘボウでもそうでしたね。
その後先生宅でパーティーです。シャンパンを手に持っていますが、到着した方から順に飲んだり食べたり。
先生が帰宅されて、改めて乾杯でした。
先生は私のことを日曜日のリサイタルがあることも含めて皆に紹介してくれました。今の先生のアシスタントの方からは「あなたのことをいつも聞いています」と声をかけてもらってとても嬉しかったです。
その後は先ほどの歌手や演奏家、観客の方、色々な方々とたくさんお話できて、ワイン片手に時を忘れるほどでした。
23時半になりまだ続くようでしたが、マリアが明日綾子は演奏しないといけないからと帰るように言ってくれました。
シャワーを浴びた後電気も消さずにいつの間にか寝ていました。