晴れ男の父と、雨女の私とぶつかったらどうなるか。
父は自信満々でしたが、勝負は私の勝ちでした。
2日目の月曜日だけ雨。なんてこと・・・この日だけばっちり雨でした。
ホテルからの眺め。
どんより。
ホテルの朝食。和定食を選びました。
さて、朝に琵琶湖畔を少し散歩したかったのですが、早速雨なので、比叡山へ向かいます。かなり寒くて冬の装いですが風がないので助かりました。
比叡山ドライブウェイを走ります。
到着してまずは国宝殿へ。
延暦寺焼き討ちへの経緯から、復興までのことが当時の資料で示してありました。
大講堂。
奥の鐘楼では開運の鐘をつくことができます。
1つき50円。
皆、順にゴーン!!といい音を響かせる中、へっぴり腰で失敗した私はヒョ〜ン・・・何それ(笑)
でももう一回つくと50円なのでやめておきました。今後の開運の予兆は全く感じられません。
国宝の根本中堂は、大改修中。2026年までの予定だそうです。お参りはできました。
修理中の剥がされた屋根。
このあとお昼ご飯にお蕎麦を食べました。
雨が降りしきる比叡山。
幻想的でしばし佇んでみます。
でも傘を持って写真を撮るのは一苦労です。
文殊楼。
文殊楼、横からの図。
霞がかってなんとも雰囲気のある風景。
山だし、これはこれで美しいですね。
戒壇院。写真でも分かる激しい雨。
お坊さんがお一人立っていらっしゃったので、海太郎が話しかけます。
そのお坊さんのお話として・・・
過去400年公開されたことはなく、今回初めての一般公開だそうです。
戒壇院とは僧侶が戒を授かるお堂。昔はここで戒を授かるほどの僧侶は稀にしかいなかったそうですが、現在は天台宗のお坊さん全員がここに一生に一回入り、戒を授かるそうです。
僧侶のための場所なので、公開する必要性もなかったため、これまで一般に公開されてこなかったとのことでした。
また、文殊は行く先を導いてくれる、弥勒は行く先に背中を押してくれる菩薩とのご説明。
それから、何事もご縁、袖振り合うも多生の縁と言うが、全てはご縁です。ご縁を大切にというお話。
そして、期待するからこそ文句が出る。そうではなくて、例えば今日も雨だとがっかりするのではなく珍しい風景が見れた、運転してくれるから来れた、留守番してくれる人がいるから来れた、日常でも、ご飯を作ってくれたら「これだけ」とか「また同じ」とか思わず作ってくれたと有り難く思う、などなど、日頃の感謝に目を向けましょうとのことでした。
「今日一日でも文句を言わずにそうして過ごしてください。」と仰って、お坊さんのお話は締めくくられました。
知らなければ、殺風景なお堂やね~!と言ってしまいそうなところ、色々とお話を聞けたお陰で知ることができました。何事も知ることがとても大切。
阿弥陀堂。
右が阿弥陀堂、左が東塔。
東塔。
昭和55年に再建されているので、色彩豊かで新しい感じがしました。
車を走らせて、西塔(さいとう)へ。
にない堂。
両側に建物があって、綺麗です。
にない堂。
釈迦堂。
西塔の本堂で、山内最古の建築です。
浄土院に着きました。
海太郎に続き両親が歩いています。
お参りする海太郎。
土砂降りの雨だけど、こうなったら、さらに北上して、もうひとつの地区、横川(よかわ)も行こう!!また車を走らせます。
龍の池??
横川中堂。
かなりの雨。
元三大師堂(がんざんだいしどう)。四季講堂とも。
おみくじ発祥の地でもあります。ただし、自分の行く道に迷いが生じた時に大師さまに決めてもらうという意味のおみくじなので、運試しの方はご遠慮くださいとのこと。
お参り。
最後に階段を上がって、根本如法塔。中には入れませんでした。
これで3つの地区を周ったので、比叡山ほぼ行きました。比叡山にどっぷり浸れてよかったです!!
天気がよければなあ・・・いくら雰囲気がいいといっても、しょっちゅう行くわけではないのでやっぱり晴れている方がいいに決まっています。あ、文句を言うのではなく感謝が大事と言われたところでした。
あと少しどこか見たい気もしますが、天気も悪いので観光はここまでにして、両親を家に送りました。
楽しかったです!!