ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。音楽やピアノのこと、趣味や日々のことを思いつくままに綴っています。

大原宝泉院

大原宝泉院で「秋の夜灯り」が開催されているので、海太郎と待ち合わせて行ってきました。

 

18時頃着いたのですが、駐車場には私たちの車が一台だけ。

ここからちょっと不安になりながら真っ暗な道を上っていきます。

 

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連日異様な暑さの日が続いていましたが、大原はさすがに寒いですね。薄着で来てしまった!

 

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スマホで撮ると明るく見えます)

 

 

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宝泉院に到着。

受付の方に聞いてみると、真っ暗な道の方を歩いてきたようです。三千院の前の道はまだ明るいですよ、と。

途中の分かれ道で迷ったのですが、選んだ方が暗い方でした。

 

 

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書院。

 


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書院から見える樹齢700年の松。

 


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血天井

専門の方が説明してくださいました。

伏見城の合戦の時に、討ち取られたり自害したりして多数の遺体があった床板を、慰霊のためにお寺の天井にしたとのこと。

血天井のことだけでなく、その時の時代背景や、皇室との繋がりなど、とても詳しいお話が聞けてよかったです。

 

私は大原といえば寂光院建礼門院徳子だったのですが、一昔前は大原といえば歌(「女ひとり」)だったそうです。

 


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窓から見える庭が絵のよう。

 


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帰り道。紅葉が始まっています。

 

 

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海太郎スマホの写真の方が暗く写って見た通りのよう。

帰りは三千院の前の道を歩きました。来た道よりは少し明かりがあるけれど、それでも暗い。

 

夜の拝観がなければ、こうして夜の大原に来ることはないでしょうから、しんとした静けさの中、明かりの少ない暗い道を歩くのはなかなか風情があって、穏やかな気持ちになりました。