7月29日(水)
今日はこの旅の最終日です。
張り切ってまた7時に朝食、8時出発
今日は水面に浮かぶ古城、トラカイ城を訪ねます
バスターミナルへ向かい、バスチケットは運転手から買って席につきました。
ぼんやり発車を待っていると、十字架の丘で行動を共にしたロシア人姉弟が乗ってきました
おはようーー!!!
また会えてお互いびっくり、嬉しい
バスで40分、トラカイの駅に到着。
今日は彼らとは別行動でした。
バス乗り場からは道はまっすぐ道路沿いを歩いて行きます。
こんな家々がありました。この地に住む少数民族の伝統的住居がこれかな?
トラカイ城。
お城へ渡る橋にはもくもくと歩く人たちがいるのですが、観光客の姿ではないのでおそらくお城へ“ご出勤”でしょう。
フランスで訪ねた古城は最悪のお天気だったので、今回は晴れますようにと思っていたのに、今にも泣きだしそうな空
「水面に浮かぶ」なんて美しさはどこへ??
お城は10時開館なので、それまでお城の周りを散策して待ちました。
湖。
10時に城内へ!
中庭??(なんと表現していいのか分かりません。)各階が博物館になっていて、生活の様子の再現、衣装、武具、貴重な小物、コイン、動物のはく製などなど、展示されていました。
建物途中でレンガの色が変わっているのが分かりますか?このお城も、廃墟になっていて復元されたものです。復元には25年ほどかけ、1987年にほぼ15世紀の姿に戻ったようです。城内のパネルで見ると、以前は屋根部分が全て崩れ落ちてしまっていましたので、その部分を復元したところ、レンガの色が新旧で変わってしまったのですね。
城内の広間。
トラカイ城の本丸。(写真右。)さっきの城内博物館はここです。
この頃ようやく晴れてきました
さっきと同じ場所で撮った写真ですが、全然空の色が違いますね素敵な光景です
岸辺には船もお店も並んでいます。お土産店も数多く、見て回った後この辺りのレストランでランチにします。
水面に浮かぶトラカイ城。横から見ています。
お城をバックに、ビールで乾杯このビールはとても濃厚でおいしかったです。ああ、最高
ランチはこの地の名物、キビナイ。ただのミートパイです(笑)
さてさて、ヴィリニュスへ戻ります
夜明けの門(写真中央)。バスターミナルから徒歩10分くらい、メインストリートを歩いていくとあります。
かつての城門ですが、現在残っているのはこの夜明けの門だけ。
夜明けの門の反対側。
門の中には礼拝所があり、聖母のイコンがありました。とても熱心に祈りを捧げる信者の姿も。
だいたい主な見どころは全て行きましたあとはぶらぶら~目につくところに入ってみましょう
聖テレサ教会。
内部は珍しくピンク色。装飾が綺麗でした。
何ここ??入ってみよう。十字架の形からロシア正教教会ですね。
聖霊教会。ロシア人と思われるツアー団体客がいました。
内部。明るい水色に、祭壇は緑色。3人の聖人の遺体が保存されていて、綺麗な布で覆われていました。
教会ばかりなので、ここで復習です。右奥から、夜明けの門、聖テレサ教会、聖霊教会(入口)の三点セット。
この際片っ端から教会へ入ってみますここも何かの入口。
聖三位一体教会。ウクライナ・カトリックだそうです。珍しいですね。
内部。柱は修復されたのでしょう。修復前と修復後の差が激しいです。
道を引き返して出口から出る時に、建物がこんな感じでした。
駅からホテルへ向かう道にもあると書いた、このような手入れが行き届いていない建物があちこちで見られます。
聖カジミエル教会。建物の頭に王冠がついていました。リトアニアの教会は尖塔が少ないのが特徴です。
なんだか新しい感じですね。祭壇もどこか現代風のような気がしました。特にイエスの絵が・・・。
教会へ入り続けました(笑)
バルト三国の主な観光場所といえば教会になるのですが、こうして一つ一つ入ってみると雰囲気も様子も違って、楽しかったです
城壁。
円形城塞へ入ってみます。
城塞は大砲が置いてありました。眺めもよく、とても静かで、しばらく景色を見ながら佇んでいました。
城塞内部。ガイドブックには載っていないのですが、入ってみてよかったです。
ボクシュト通り。城壁の残りだと思います。昨日通っていない道を選んで歩いています。
メイン通りのピリエス通りに出てきました。
さて、このレストランで夕食にしようかな
このレストランは、昨日も行ってカメラ事件で大騒ぎしたレストラン(笑)。懲りずにまた行きます
覚えてるかな、このお店の人たち。
昨日は店内の席についたけれど、今日はゆっくり外の席で。料理を選んで待っていると、通りを歩くロシア人姉弟が
嬉しくなって両手で手を振りました一緒に夕食を誘いたいところだけど席がもうないし、注文したし・・・今日はあの後どうしたとか、ここへ行ったとか、明日はどうするとか、色々話して、お互いに「会えてよかった」と言い合ってお別れしました。
今度こそ、本当にお別れです。旅に花を添えてくれる素敵な出会いでした
夕食後もいいお天気でまだまだ明るいし、ホテルに帰るのはもったいないのでゆっくり歩いていると、ホテルと反対方向へ歩いていました(笑)結果的にメインストリートをまた昨日の地点から歩けてよかったです。
ホテルでほっと一息。
旅が終わってしまうのが本当に寂しいです。
個人旅行は準備に時間がかかります。まずは行き先を決めて、飛行機を取って、行程を決めて、ホテルを決めて、交通機関を調べて予約します。
現地でのトラブルはできるだけない方がいいし、何より安全面のこともあります。出会ったロシア人のように威圧感があればいいですけれど、私にはない(笑)となると、できるだけ準備しておく以外に安全な方法はありません。それでもトラブルも起こる時は起こるし、ヒヤッとする場面に出くわしたりもします。
それもあるけれど、色々調べたり探したり予約したり、準備ってとっても楽しいのです
そして、旅をしている時は、今日はどんな1日になるのだろう、明日はどうだろうと、わくわくの毎日
でも旅は一瞬。
終わると、まるで夢を見ていたみたいに感じます。
時々この地にいる自分が不思議にもなるけれど、帰国したらもっと不思議な気分です。あっという間に日常に戻されて、本当にあの国にいたんだろうか?というような。
まだ明日の帰国の行程が残っているけれど、ヒヤッとした場面もくぐり抜け(書きませんでしたが、2回ほどあったのです)、とにかく無事に来れたことに母ともう一度ビールで乾杯です