10月24日(土)
ホテルの朝食をゆっくりと。
バイキングなのでハムやチーズなどを取って、温かい食事としてオムレツを注文できました。
9時にアンジェイさんが迎えに来てくれて、11時20分の電車に乗るまでに2時間くらい時間があるのでプシェミシル観光に連れて行ってくれます
まずは、昨日夜景を見た丘へ行きます
景色を堪能したら今度は町へ。
カテドラルの塔。
塔に上がりましたがカテドラルには入りませんでした。
塔から見た街並み。外には出られないので時計越しに眺めます。
お城。(「撮ってあげるよ!」とすぐに撮ってくれます。)
お城の塔から見た街並み。
教会。
教会関係の方が、「ようこそ、ようこそ。」ととても喜んで出迎えてくれました。
「遠いところからよく来てくれたね!ベトナム人?」
なんでやねん!!!
でも丁寧に案内してくれて本までくれました
教会内部。ちょっとピンぼけ・・・。
ここで、マグダさんが合流。見送りに来てくれました
みんなで駅に向かい、スーパーでパン、ジュース、お菓子、バナナなどたくさん買って昼食に持たせてくれました。
最後の最後まで本当に親切な方たちでした
電車は1等車で、6人のコンパートメントですが、私1人でした。
電車が走りだして、アンジェイさんとマグダさんが見えなくなるまで手を振ってお別れ。
1人なので車窓を見ながらぼんやりしていました。
まだ今日大切な約束がありますが、ポーランドでのこの10日間を振り返りながら色々物思いにふけっていい時間を過ごしていた頃、同い年くらいの男性が乗ってきました。プシェミシルから3時間くらい走った時です。
「旅行者には見えないけど、旅行者なの?」と声をかけられました。
それをきっかけに、それから色々話していたのですが、延々文句(笑)
某国々、国際問題、ポーランドの政治などなど。
まぁ彼の言うことはもっともだし私も賛成できるのですが。。
そういえばポーランドの政権が変わるのですよね。時代に逆行していると評判よろしくないようで・・・。
そのまま2時間くらい話して、4」時過ぎクラクフ到着。
お互いクラクフで降りるのですが、降りる前くらいから、手伝ってあげるよとは言ってくれていました。
あんまり期待しないで一緒に降りたのですが、荷物がある上に昨日貰った大きな花束と葉っぱ束があり、持ちきれません。
私はタクシーに乗るわ~と言ったのですが、タクシー乗り場へ一緒に行って一緒にタクシーに乗りました。
彼は先生の家とは全く反対方向のようですが、まずは先生の家までタクシーを飛ばしました。
清算はどうしよう?いくら?と聞くと、「そんなの要らないよ~助けてあげるって言ったでしょ」と満面の笑み。
いい人だ~~~文句を聞いていた甲斐があったよ
ちなみに・・・普通は知らない人とタクシーに乗るなんて危険なので絶対にしてはいけないことです。
今回は、自分で運転手にポーランド語で言えること、町を把握しているので走っている場所が掴めること、教授がついているというバックがしっかりしていること・・・・というので大丈夫かなと思いました。まぁ、カンですね。
それでも「絶対安全」はないので、後から友人にも「危ないことして」と叱られました。
そんなわけで急にカッコよく見えた彼とさよならして、先生の家に無事到着。
荷物を置いて、花束を花瓶に生けて、すぐ出かけます。
どこへ行くかというと、大家さんの家。
今回はアポ取っています(笑)
5時半に着きました。
フルーツを盛って、お菓子を綺麗に並べて、テーブルセッティングをして待っていてくれました。
こういうテーブルセッティングって素敵だなぁとうっとり
それにしても、家までの道中も、家も、大家さんも、全て懐かしくて胸がいっぱいになります。
ここで私は生活していたんだ・・・。
大家さんは一軒家に住んでいて、その1階の一部分を借りて住んでいました。共同なのは洗濯機だけで、あとは全て独立しています。2部屋ある広々した快適な部屋で(しかも安い!)、自由に練習ができました。
最初はコーヒーを飲んでお菓子を食べて・・・
それから、「年代物のコニャックがあるんだけど、飲む?」
「飲む飲む!」
一応夕食前で空腹なのですが、一緒に2杯も飲みました。
確かに美味しい
こちらの方は強いお酒を飲むときもストレートだし、水も飲まないし、すごいですよね。
話題は、日本での生活や家族のことから、政治のことや難民問題と多岐に渡りました。
今日の電車も同じような話題で、しかも言っていることが2人ともほぼ同じで面白かったです。
2時間くらいいましたが、とてもいい時間を過ごせました
バスに乗ってクラクフ中心部へ戻り、友人と会いました
ビールを飲みながら(また飲む!)お喋りに花が咲き、ここでの時間もあっという間に経ってしまいました。
みんなそれぞれの道を歩んでいますが、それでも音楽での繋がりは共通なので嬉しいですね
これから変わっても、変わらないでいて欲しいなぁと思いました
先生の家に遅い時間に帰り、軽く夕食を食べ(さっきこっそり少し食べたんだけど)、この演奏旅行の成功を祝ってワインで乾杯しました (またまた飲む!)
先生もとても喜んでくれました
終わったんだなぁ・・・。
あまり準備期間がなかったので必死に準備してきましたが、ポーランドでは音楽のみにどっぷりと浸ることができ、1日1日が変化に富んだものでした。
とても満足して日本に帰れます
しばらく、さようならポーランド。
次来るのはいつでしょうか・・・その時をまた楽しみに、これからもまた音楽と向き合っていこうと思います。