ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。音楽やピアノのこと、趣味や日々のことを思いつくままに綴っています。

「正義の外交」講演会

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今日はピースおおさかへ行ってきました。

 

 


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知り合いの方に教えてもらったこの講演会を聞くためです。その方が急に来れなくなったので、仕方なく海太郎を引っ張っていきました。

 

今年はシベリア孤児救済関連のイベントに携わっていますが、今日のテーマは第二次大戦中のユダヤ人救済についてです。

当然、命のビザとして有名な杉原千畝のことも触れられました。彼はリトアニアカウナスの領事館にいたわけですが、多方面からの援助や資金援助も得て、杉原が知恵を絞った末に彼はユダヤ人達に日本通過ビザを発行することを決断し、ユダヤ人達は敦賀に到着することができたのです。このことは、昨年、今年と2回訪れた敦賀ムゼウムでも詳しく触れられていました。今回の講演会では、リトアニアの難民受け入れについて詳細が判明してきたとのことで、当時、リトアニアがどういった立場だったのかにも言及されました。

 

アウシュビッツ強制収容所で死去したコルベ神父。布教に熱心だったとのことで、戦争前に長崎へ来ているのですね。

彼は、アウシュビッツ強制収容所で、餓死刑を受けることになった人の身代わりとなって、自身が餓死刑になりましたが、2週間経っても死ななかったので最後は毒物注射されたとのこと。コルベ神父が入れられた牢は、アウシュビッツ強制収容所で実際に見学しましたので、それも思い出しながら聞いていました。ちなみにリトアニアを旅行した際には、カウナスに寄る時間がなくて杉原千畝の足跡を辿ることができなかったのが残念です。

このコルベ神父を列聖したのはヨハネパウロ2世とのこと。ヨハネパウロ2世はポーランド出身のローマ教皇ですが、彼も長崎へ降り立ち、コルベ神父の足跡をたどったそうです。

日本とポーランドの繋がりがここでも実感できました。

 

その他、ハンガリーからの支援、偽のパスポートを発行したことなど、幾人かの外交官たちが自身の外交に関する知識をもとにユダヤ人救済に尽力したという話もあり、とても興味深い内容の講演でした。

 

ところで、ピースおおさかは大阪城公園に隣接しています。大阪城公園をぶらりと歩いて帰ることになりました。

 

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今日は真夏日のように暑いのに、大阪城公園を歩きます。

 


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桜門をくぐろうとしている海太郎。

 


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桜門枡形の巨石。

 


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一応天守閣を眺めて。

よく考えると大阪城には滅多に来ませんね。

海太郎と色々お城巡りをしていますが、現存天守の中で一番近い姫路城にまだ二人で行ってなかったことに気付きました。

 

友人にも会えたし、いい1日でした!