ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。音楽やピアノのこと、趣味や日々のことを思いつくままに綴っています。

安曇野(長野③終)

張り切って早起き。

 


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部屋の窓からは雲海が!

 


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時間が経って明るくなってきました。

 

 

ホテルはたいてい暑いので、朝食はかなりの薄着で行きました。

ところが!テラスにも出られるらしく、そのドアが空いていて寒気が入ってくるので寒い寒い。

寒くて震えながら食べました(笑)反対にそうと知っていれば厚着してきてテラス席で食べればよかったなあと残念な気持ちに。ともかく、アルプスを見ながらの朝食は清々しかったです。

 


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部屋に戻ると雲海がふわふわに。

この後市街地が見えてきました。

 


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ホテルの外観。空が青くて高く、ヨーロッパを思い出します。

 


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昨日来た道を車で下りていきます。

 


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安曇野市街地へ。

 


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車窓から。迫る山々。

 


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碌山美術館に着きました。

 


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荻原守衛(碌山)の作品の展示です。

 


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碌山館。

 

 


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入り口には「LOVE IS ART, STRUGGLE IS BEAUTY」という碌山の言葉が刻まれています。

 


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ドアの取手も素敵。

 


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碌山の彫刻が並んでいます。

 


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重要文化財の『女』

 


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北条虎吉像。これも重要文化財

 


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とても素敵な建物です。

 


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他にも3棟の展示棟があり、碌山を取り巻く人々のことが紹介、展示されていました。戸張孤雁、斉藤与里、高村光太郎などの作品もありました。

碌山はロダンの「考える人」に衝撃を受けて彫刻家を志し、ロダンにも教えを受けています。若くして亡くなった碌山のことをロダンも嘆いたとか。

また、新宿中村屋と碌山との繋がりも知って驚きました。中村屋を居抜き購入した相馬夫妻が、中村屋の名前そのままに新たにパン屋を開店し、クリームパンが評判だったそうです。また、インド革命家のボースを匿ったことから、カレーを教わって販売したとか!後にボースと相馬夫妻の長女は結婚しています。

中村屋は碌山を始め、様々な文化人が集うサロンでもあったそうです。

 


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また走ります。

 


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大王わさび農場へ来ました。

 


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一面に広がるわさび田。

 


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珍百景のふたつの川。

奥の川と手前の川は水質が異なり、しばらくは混ざり合わずに流れているそうです。

左には水車小屋が見えました。

 


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夢のかけ橋。

 


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ずっと向こうまで広がるわさび田。水がとても澄んでいます。

 


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美しい景色ですねえ。

 


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幸いのかけ橋。

 


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小道を歩きます。

「湧水のはじまり」までぐるっと歩きました。

 


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大王神社。わらじが大きい!

 

 


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わさびのおやき。朝ご飯を食べ過ぎているのでこれがお昼ごはん。

もっちりした生地にわさびの効いた具沢山で美味しかったです!!

 

 


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駐車場からの眺め。

 

次の目的地へ。

 


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安曇野ちひろ美術館へ。

 


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安曇野ちひろ美術館

 


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まずはカフェ!

 

 


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松本の老舗和菓子屋さんのお菓子。パッケージがちひろです。

 

館内ではいわさきちひろのスケッチが多数展示してありました。私が子どもの時も絵本でちひろの絵を見てきましたが、改めて見ると、そのスケッチはどれを見ても心が温かくなります。

また、生涯子どもの絵をテーマとしたちひろの姿勢も紹介されていました。

 

海外の絵本画家の作品もあり、絵本の世界を知りました。

 


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建物から外へ出て、安曇野ちひろ公園を歩きます。

 


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トットちゃんの道を歩いて行きます。

 


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ちひろ黒姫山荘も復元されています。

 

 

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トットちゃん広場。

黒柳徹子の「窓ぎわのトットちゃん」に書かれる電車の教室や図書室が再現されていました。

 


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美しい風景。

 


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水たまりを囲んで色づく木々。

 

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この木の美しい黄葉に見とれました。

 

ちひろ美術館では絵本の世界と共にゆったりしたとした心地いい時間を過ごせました。

 

大阪へ帰る前に別のカフェに行きたいという話になり、ガレットのお店に行くことになりました。

確かに、信州といえば蕎麦なので、その蕎麦粉を使ってガレットができますね。

 

 


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お店に到着。

 

閉店までまだ時間はあるけれど、入れるかなあと思いながらドアを開けてみると、ルンバがお掃除中。

あれ!?と思いましたが、店主の方が出てこられ笑顔で迎えてくれました。

たぶんですけれど、もうお客は来ないと思って片付けされていたのでは・・・。

ともかくお客は私たち2人だけ。メニューを見てガレットを注文すると、「シェフがちょっと買い物に出てるので少しお待ちください。すぐ帰ってきます!」

買い物!?やっぱり店じまいしようとしてたよね(笑)安曇野時間では「ちょっと」とか「すぐ」というのは何分くらいのことを指すのだろうと思っていたところ、気遣ってジュースとアーモンドを出してくださいました。時間がたっぷりあるので、安曇野の話や、わさびの話など、明るい店主さんとかえって色々なことを話せて楽しかったです。

そのうちシェフがお帰りに。おそらく奥様ですね。

 


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食事のガレットと少し迷いましたが、さすがにまだ食事には早いので、デザートに。安曇野のりんごコンポートとアイスクリーム。

 

さて、これで元気に運転して帰れそうです。

 

これから大阪へ帰ると話したら驚かれて、帰り際に絵葉書をくださいました。

そして、両手を大きく振って見えなくなるまで車を見送ってくださいました。

 

いい時間を過ごせてとても温かい気持ちで安曇野を後にしました。最後にこのカフェに来てよかった!楽しい旅が終わって帰る時はいつも寂しい気持ちになります。

 

帰りも工事渋滞が少しありましたが、無事に帰れました。長野は風景も美しいし、親切にしてもらえたこともあって、とってもよかったです!