翌日も病院に連れて行きましたが、みどりちゃんは快復の兆しもなくどんどん悪くなっていきました。
なんとか力を出して木にとまっているのですが、それがやっとのようで、目を閉じたまま少し羽毛をふくらませて一日中じーっとしていたようです。身動きひとつしません。
昨日から新しい鳥かごを買ってきて、みどりちゃんをそこに移しているので2羽別々ですが、白ちゃんはみどりちゃんの側に行きたがり、じっと見つめてぴーひゃら呼んで鳴いていました。あぁ、白ちゃんは意外に寂しがりやだったのね。ずっとそわそわ様子が変ですしね。
夕食後、体の前後のふらつきが大きくなり、息も苦しそう・・・ついに止まり木から落ちてしまいました。
それでも這い上がってまた木にとまるのですが、少しするとまた落ちて、また這い上がって・・・もう力はなさそうなので下にやわらかい布を敷いてやると、しばらくしてずるずると滑り落ちてきてそこにうずくまりました。
うずくまったみどりちゃんをそっと持ち上げ、触ってみるとすでに体温が下がっている感じ。
普段は足ももっと熱いのに、私たちの体温より低いんです。
いよいよ最期の時なのだと・・・
父がずっと手で温めていました。
そのお陰もあるのか、時々力を振り絞ったかのように、立ってきょろきょろしたり、ぴょんと跳ねたり、とことこ歩いたりします。
餌も少し食べたり水も飲んだり、なんとほんの少しだけど飛びました!!
この2日間で一番元気な姿じゃないか!!!
奇跡の快復か!?
と一瞬思うのですが、またすぐぐったりするのです。
ほんの小さな体だけど、病気で苦しんでいる姿はあまりにかわいそうです。でも、こうして最期まで生きようとする力は衰えないのですね。
みんなで見守っていましたが、ついに深夜、力尽きてしまいました。
命あるもの、必ず限りはあるし、ペットの寿命は短いものです。
それにしても、みどりちゃん短すぎるよ・・・
今朝から白ちゃんは鳥かごの淵に張り付いて、呼び鳴きを繰り返しています。いつもぴーぴー言ってますが、明らかに普段と違います。みどりちゃんを呼んでいるのかな。。
意外にみどりちゃんが必要だったのかもしれませんね。その姿を見ていると不憫です。
“がんばれファイト” と励ましてくれて、
“おめでとう ばんざーい” と祝ってくれて、
“すばらしい!ブラボー” と褒めてくれて、
“嬉しいな ハッピー” と楽しくさせてくれました。
どんぐりころころだって歌いますよちょっと変だけど(笑)
最後に覚えた言葉は “いいこといっぱい楽しみ~” でした。
寂しくて悲しいけれど、今まで楽しませてくれてありがとう