廃墟の街、闘争の街、希望の街」
日本ポーランド協会主催で、ひょうご国際プラザ交流ギャラリーで開催されていました。期間中にセミナーも開催されたくさんの方にお越し頂いたようです。
最終日、私は撤収作業に行ってきました。
その前に、じっくり展示を見ます。
第二次世界大戦で破壊されたワルシャワと、現在ロシアによって破壊されたマリウポリ。それぞれの町を比較できるよう、1枚ずつ写真を並べたパネルが展示してありました。
破壊された建物の前で木に引っかかったクマのぬいぐるみ。破壊され炎上するワルシャワの建物と、マリウポリの建物。アゾフスターリ製鉄所での野戦病院。
ワルシャワの写真はワルシャワ蜂起博物館所蔵です。マリウポリの撮影者はロシア軍によって銃殺されたとの説明もありました。撮影するのも命がけです。
こうして同じような構図で比較してみると、過去も現在も、同じ様子には言葉を失います。
続いて、ワルシャワがいかに復興を遂げたのかもパネルで説明されています。
ワルシャワといえば、街全体が世界遺産のクラクフとは違って素敵な街とは言い難いですが、それは破壊され尽くしたからともいえます。でも、復興するにあたっては、様々な思惑や考えや意見があり、今現在のワルシャワの姿になっているのだということも今日は触れられていました。
作業終了後、パフェを食べながら、今後はこうした再建の過程にスポットを当ててみたいとの協会代表のお話もあったので、期待したいです。