いよいよ水曜日にポーランド演奏旅行に出発します
早いーーー
荷作りもしなくてはなりません。
旅行なら荷物は少なくが鉄則ですけれど、今回は色々と持ち物が増えてしまいます。
直前にバタバタと荷作りして練習時間を削られたくないので、ちょこちょこ準備してきました。
ロングのダウンコートは圧縮袋に入れてぺしゃんこに。セーターもいるし、完全に冬支度です。
バッグは、大きなスーツケース1つに、機内持ち込みのキャリーバッグで行きますが、このキャリーバッグでポーランド国内を3泊(4泊?)してコンサートツアーに出かけます
折りたたみのボストンバッグも入れていこうっと。
そのポーランドでのリサイタル日程です。
(日にちの隣のカタカナは町の名前です・・・一応念のため(笑))
★10月14日(水) 出発
10月17日(土) クラクフ
ショパンの命日です
本当は絶筆となったマズルカをプログラムに入れたかったけれど他との兼ね合いで諦めたので、アンコールにノクターンを弾こうかしら
そんな日にショパンを弾かないのも…と思いますしね。
9月10日の記事に書いた、ドビュッシー、シマノフスキ、ラフマニノフのプログラムです。
・・・この曲順で弾くのだと思っていたのですが、つい先日コンサートのホームページを見てみると、ラフマニノフ、ドビュッシー、シマノフスキの順になっていました!
まぁ、シマノフスキをメインの最後にするのは頷けることです。ただラフマニノフから始めるという心づもりで切り替えないといけませんね。
10月21日(水) ワンツット
ここで私は何を弾くのでしょう??(笑)
“「月光」(ベートーヴェン)は入れた方がいいんじゃないかな、持ち曲を組み合わせてプログラムを組めばいいから”と言われてから連絡がないので、ポーランドへ行ってから話をすることにします。
(向こうでは、チラシにはプログラムが記載されていないこともよくあります。)
当日はメモを持って出ないと自分が何を弾くのか忘れそうです(笑)
10月22日(木) ヤスウォ
クラクフと同じプログラムで演奏します。
10月23日(金) プシェミシル
ここが『夜をテーマにしたプログラム』を依頼されたところで、「音楽と自然」というテーマで開催される秋の音楽祭でのリサイタルです。それぞれのコンサートにテーマがあるようですね。私はこの音楽祭の2日目に演奏します。
★10月25日(日)ポーランド出国 → 26日(月)日本帰国
さて、ここで問題が3つ…
①時差ぼけ
本当は最初のリサイタルまでにもう1日欲しいところなのです。それなら完全に時差ぼけ解消。旅行ならあんまり時差ぼけ気にならないのですが(朝の4時に目覚めて夜早く眠くなったってどうってことない笑)、やはりコンサートとなると別です。
現地時間19時開演。日本との時差は7時間なので、日本時間の夜中2時開演ということになります。
何とか日本で調整できないかとこの3連休は遅寝遅起きしています。
②違う町で3日連続のコンサート
今までリサイタルを3日続けてしたことはありません。2日連続もありませんけれど。
それも場所(町)は移動の上に別プログラム。
2日連続と連絡が来た時はびっくりして色々と心配しましたが、次に3日連続と連絡が来た時は状況がもう想像もできず、あまりのことに心配な気持ちは吹っ飛び、「できるもん」という妙なテンションになってきました。
でも最後まで曲が減ることがなく、全曲持ち続けなければなりません。
かなりのタフさが問われますよね・・・かといって、特にやるべきことも考え付かないのでよく食べてよく寝ることにします
ちなみにこの間、日にちと場所しか知らないので、泊まる場所含め移動のこともポーランドへ行ってからのお楽しみです練習はできるのでしょうか…もしやリハーサルと本番しかないのでは…それも行ってのお楽しみ
臨機応変に対応しないといけませんが、これは慣れっこです
③余裕のない日程
24日はクラクフへ戻ってきて(ざっと調べるとプシェミシルから電車で6時間強かかるから戻るのは夕方になるのでは…)、25日はもう帰国するので、少しもゆっくりする時間がありません。
悲しい私かわいそう
全て終わった後、せめて1日はクラクフでお散歩したりぼーっとしたりしたかったなぁ
練習の合間に時間見つけてできるだけ散歩します。
かれこれ5年ぶりのポーランド
5年前の演奏旅行の時は、住んでいた時の「昨日」の続きに「今」がある不思議な感覚でした。
でも今回は更に間があいてしまったので、どんな気持ちで空港に降り立ち、また、どんな気持ちでクラクフの中央広場に立つのでしょうか。
感動するのかな、それともやっぱりポーランド時間がつながるのかな。
留学から帰ってきても、またポーランドで音楽ができる機会があるなんてとても幸せなことだし、本当に楽しみです
日本での仕事や諸々と全て離れてポーランドで弾くのです。
ポーランドでもっと音楽を高められるように、音楽に没頭できるように、日本で最後の準備を整えていこうと思います。