今年の春の旅行は海太郎の希望で山口になりました。
私は一人旅で訪れているので2回目です。とても気に入っている場所なので、海太郎にも堪能してもらいたいですね。
コンサートを控えている私は2泊でよかったのですが、家事を海太郎がするということで例年通り3泊になりました(笑)
早朝5時半に車で出発!!
まずは津和野を目指します。
山口と言いながら島根ですが、萩へ行く途中で寄るのです。
予定よりも早く高速を降りました。
もう少しで津和野というところで、柿木村の道の駅でお昼ご飯。
酢鶏の定食。11時開店で、この時は10:45だったのですが、声をかけてくださってお店に入れました。
高速を降りてから1時間ほど走ります。
津和野の太皷谷稲成神社に到着。
でもまずはリフトに乗って津和野城址を目指します。
ここは私は初めてで、一人旅では行けず心残りだったところ。
山城なのでリフトを降りてからもけっこう歩きます。
山深かったところといえば、備中松山城を思い出します。ここよりさらに山深いところでしたが。
数日前まで雨予報だったのに晴れたのはとても嬉しかったのですが、3月とは思えない蒸し暑さ。
到着。石垣しか残っていません。
こんな立派な石垣に、どういうお城だったのでしょうか。
津和野町が一望できます!
こういう場所にお城を築いたのですねえ。
桜が咲き始め。
麓へ降りて来て、町を散策に出掛けます。
水路に鯉が泳いでいます。
城下町の武家屋敷が並ぶ素敵な道、殿町通り。
津和野カトリック教会。
オルガンがありました。ステンドグラスの明かりでカラフル。
畳が敷いてある珍しい教会です。こじんまりしているけれど雰囲気が素敵。
津和野は長崎から送られてきた隠れキリシタン殉教の地だそうです。
ステンドグラス。
教会の後ろ。
津和野町役場。教育委員会の札もかかっていました。
藩校として使用された養老館。
川縁を歩いていきます。せせらぎの音が心地いい。
太皷谷稲成神社に戻ってきました。
さっきは駐車場に停めたので本殿のすぐ近くだったのですが、今度はこのつづら折りの鳥居を歩いて表参道を上がっていきます。
赤い鳥居が連なって美しいですね。
本殿到着。
ここは日本五大稲荷神社のひとつ。
眺めのいい場所に建っています。
海太郎はおみくじを引いたのですが、おみくじは獅子舞ロボットが持ってきてくれました!
さて、思ったより早く観光が終わり、まだ14:30。
萩へ向かうことにします。晴れはおそらく今日だけなので、ひとつでも萩のどこかを見ておこうということになりました。
この辺りを走っていて、赤茶色の屋根の家が並んでいることに気付きました。以前にもこのような色は見たような気がしていたので調べてみると、石見地方で焼かれる瓦らしいです。この地方特有のものなのですね。
このような瓦。(この建物は津和野のカフェ)
無事に萩に到着。まず行くところは松下村塾。
松下村塾。
明治維新で活躍した多くの塾生を輩出しましたが、ここで講義をしていたのはわずか1年と少しだとか。手狭になってきたので、弟子達が増築も手伝ったそうです。
反対側からも。
松蔭の生涯を展示してありましたが、ペリーに懇願して海外に密航しようとしたなど驚きの行動を知ることができました。ペリーに断られたのでその行動は実を結びませんでしたが、重罪のはずがペリーの働きかけで罪は軽くなったそうです。熱い思いで行動する若い人々の手によってこの時代が動いていったのですね。けれど最後は老中暗殺計画を自ら告白してしまい死刑を宣告されてしまいました。それがわずか29歳というのも驚きです。
それから、吉田松陰が書いた書物、処刑前日に書き残した遺書などが展示してありました。
その密航事件の後で謹慎していた3畳の幽囚室。
ここは松蔭の実家で、とても広いです。
松陰神社。
お参りします。
松蔭の言葉を碑にしてある「学びの道」を通って帰ります。
萩反射炉。
金属溶解炉で、実際は稼働せず試験的に操業されたそうです。
反射炉の裏側から見た景色。単線。
旅館に向かう途中で菊が浜に寄りました。
指月山が見えます。
旅館、萩城三の丸 北門屋敷(ほくもんやしき)に到着!
夕食はコンビニ弁当(笑)
お昼はたっぷり食べたし、明日と明後日は会席料理なので、今日は軽く済ませます。
この後、旅館の庭園を散策に出掛けました。
部屋からの眺め。旧上級武家屋敷の様子。
洋館のよう。
和洋がなじんでいます。
この後露天風呂でのんびり。
晩酌は道の駅で買った「初陣」。