今年の結婚記念日ディナーも京都へ行きました。
食事に向かう前に、キンシ正宗堀野記念館へ。
なんと館内展示は閉鎖中でした。今後再開の見込みはないとのことで残念です。
商品は買えます。
お酒がいっぱい!
建物もさすがです。
奥には蔵がありました。
中庭に出て飲ませてもらった井戸水、「名水 桃の井・京の水」。
とても柔らかくてまろやかでした!
このお水で今はクラフトビールを作っているそうです。
お店の中では日本酒の試飲ができるそうで、試します。
買おうと思っていた祝米を使ったお酒をまず試飲、続いてワイン酵母を使っているというお酒、五百万石を使ったお酒の3種類を試し、2本買いました。
最後に柚子のリキュールを飲ませてくれたのですが、柚子をそのまま絞ったようなアルコールを感じないお酒でした。
今から食事に行くのにもう飲んでしまい、和らぎ水もたくさん飲んだのに海太郎はもうほろ酔いだそうです。
ほろ酔いだけど、京都御苑を散策。
あまりの湿気でミストがかかったような景色。
今日のメイン。
フレンチ「リョウリヤ ステファン パンテル」へやって来ました。京都御所のすぐ近くです。
築100年を超える京町家を改装したレストランで、お庭も素敵です。
ディナーは18時一斉スタートなので、10分早く到着したのですがお店の準備がまだでした(笑)一番乗り。
席は予約時にテーブルが空いていなかったのでカウンターです。カウンターはキッチンに面していてお料理の様子がよく見えるので面白かったです。
席につくとちょうどパンが焼き上がったところで、うっとり。
まずはシャンパン。このグラス、美しい形ですね〜!
さて、ちょうど18時頃にお客さんが次々とやって来ました。今日は計11人のようです。若いカップルも数組。
私たちがきょろきょろしているのは、どうやらレストランが遅刻者を待っているようでお料理が始まらないから。
お腹空いているのに、待つ身は長い。
誰やねん遅れてる人、お料理来る前にシャンパンなくなったらどうするの、遅れたら前菜なしやで、と言いつつ我慢我慢。
ゆっくりシャンパンを前にして語り合うような話題は夫婦にはありません(笑)
やっと始まりました!
エビのサラダ仕立て。エビの上に、レモンのシャーベット、ういきょう、エビの頭をカリカリに焼いてふりかけたもの。桃とヨーグルトのムースが添えてあります。
看板メニューのフォアグラ。大根の奈良漬で巻いて一緒に寝かせているそうです。
数種類の南国フルーツを使ったソース。
食べ終わるのがもったいなかったです。
可愛らしい器が出て来ました。
白ワインは南仏のシャルドネ。
鱧とナスの冷製スープ。
鱧を炙って、ナスと一緒に。
トマトのタルティーヌに、明石のタコ、黒オリーブのアイス。トマトを添えて。
鮎。
鮎の身に、内臓とパンをペーストにしたものを挟んで焼いてあります。
頭と骨はカリカリに。
丸々一匹、残すところなくお料理されているのは感動です。
鴨ソテー。インゲンのピスタチオとバターのソース、賀茂茄子、鴨モモのコンフィと新玉ねぎのそぼろ状、アメリカンチェリーのピクルス。
この器は金継ぎがしてありました。
パンナコッタに、杏のコンポートをキャラメリゼしたものがのっています。
杏のシロップに赤紫蘇。
杏のシロップと梅酒のグラニテ。
最後にコーヒーとお菓子。
雨予報だったけれど、電車に乗っている時にちょうど激しい雨で、あとは湿気が辛かったものの雨に遭わなかったのはラッキーでした。
美味しいのはもちろんですが、建物もお庭も素敵で、フランス人シェフがワインの説明をしてくれたり、調理の様子を間近で見られたりと、お料理を更に美味しく感じられることがたくさんありました。
大満足で、気持ちよく京都を後にしました。