発表会後のレッスンでは、まだ発表会の熱い気持ちのまま、生徒さんや保護者の方と話が盛り上がります。
まだレッスンでお会いできていない方もいらっしゃいますが、色々なお話やご感想を頂きました。
- 憧れ
あの人の曲を弾いてみたい、あの人の演奏は素敵だった、などなど他の方の演奏についてご感想をお聞きしています。
お姉さんやお兄さんに憧れて自分のピアノも上手になっていきますし、素敵な演奏を身近に触れることで心も動きます。
弾くことにばかり意識がいってしまいがちですが、聴くことの大切さを、毎回その都度伝えるようにしています。聴いて感じることから得られるものは、弾くことのみの練習よりもずっと大切なのです。
- 音楽的な演奏が一番
音を並べて弾くのではなく、小さい子でも表現があって、子どもだからというお遊戯的な要素は全くなかった、
ピアノが上手というのは正しく弾くことではなくて、こういう表現で弾くことなんだとよく感じた、
先生が何を重視して指導されているか分かる、
ととても嬉しいご感想をたくさん頂きました。
楽譜通りに弾くことは当然ですが、そこには何か表現があるし、その表現、感性は皆が持っているものです。表現の仕方をレッスンし、練習してもらって、その人の持っている感性を引き出していきたいと思っています。
- コメント
子どもの生徒は、演奏前にマイクでコメントを言ってもらっています。
ピアノのこと、演奏する曲のこと(どういうところが気に入っているか、何を目指して練習してきたのか、など)は必ず触れて、あとは自己紹介を含めてもいいですし、くすっと笑える可愛らしい一言を言う子もいます。
- 大人の8手連弾楽しそう
今回の発表会では大人の8手連弾を初めてプログラムに入れました。ピアノ1台4人で弾きます。
ソロも連弾も真剣勝負ですが、その中でこの8手連弾はとても和やかで楽しそうとの声がありました。大人4人でぎゅうぎゅうに座ることがすでに笑顔で楽しそうですもんね!
こういう連弾を楽しもうと思うとかなりの余裕が必要です。やってみたいと思った生徒もいるので、また取り入れましょう。
- 大人の方の演奏がすごい
大人の方は仕事や家庭がありながらピアノに向き合う時間を作り、毎週のレッスンに来られます。音楽を仕事としている生徒さんもいますが、それとはべつに、演奏を磨き続ける姿勢は立派です。
その尊敬する大人の方を称えたいとのことで、生徒の子どもが花束を舞台に持って行く場面が何度かありました。もらった方は嬉しいびっくりですが、あげた方はファンだそうです。
小さい時から練習して一生懸命上達を目指してきたからこそ、大人になっても趣味として、あるいは、仕事として、ピアノに向き合い続けられるのですね。素晴らしいことです。皆さんにも目指してもらいたいことです。
- 控室では皆で楽しかった
控室では生徒さんや保護者の方が皆で仲良くされていた様子を聞いています。
いい人ばかり、とのお声も。
クリスマス会もそのために開催していますし、皆さんが楽しく過ごしてくださると本当に嬉しいです。あの方と話した、話しかけてもらった、といい関係ができると皆さん楽しそうです。
- 先生の挨拶
終演時の私の挨拶について感想を伝えてくださる方もいらっしゃいます。
言いたいことや伝えたいことは毎年あまり変わらないのですが、この1年、私としてもどうだったかなと振り返りながら、1年分の思いを込めた挨拶を考えています。聞いていてくださって嬉しいです。
他にも色々たくさんあります。
ピアノに真剣に向き合うことはもちろんですが、生徒さん同士の仲の良さもあり、とても素敵な雰囲気だったようで、安心しています。
集合写真を印刷して、皆様にお渡ししました。
まだ終わったところなのに、今年のクリスマス会の話をしている方がいらっしゃいました(笑)
確かに、次の発表の場はクリスマス会ですね。