ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。音楽やピアノのこと、趣味や日々のことを思いつくままに綴っています。

北中綾子ピアノコンサート ~ポーランドからのそよ風~

5月22日(日)

100年前の危機がつないだ日本・ポーランドの絆

ポーランド・シベリア孤児 神戸出港100周年記念

北中綾子ピアノコンサート ~ポーランドからのそよ風~

 

無事に終了致しました。

ご来場くださったたくさんの皆様ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

 

木曜日に神戸新聞に記事が掲載されたようです。

また金曜日に、ピクル先生からメールが届きました。先生はいつもグッドタイミング!なんだか音楽で通じてる気がして心が落ち着きました。

 

当日は、朝から準備して、海太郎運転の車で出発。

 

リハーサルをして、余裕をもって開演を迎えることができました。

また、日本ポーランド協会の皆様の温かいお心遣いもあり、とても気持ちよくピアノに向かうことができました。

 

今回はパデレフスキ、シマノフスキショパンポーランド作曲家プログラム。

音楽と向き合う中で、ポーランドにいた時を思い出したり、ポーランドのことを考えたり、充実した時間でした。

本番では、知らない曲でも身近に感じて聴いてもらいたいと思ってトークを考えましたが、喜んでもらえたようでよかったです!

 

あまり響かないホールだったのが少し残念ですが、それでも、色々とご感想も頂いて、これを励みに今後も真摯に音楽とピアノに向かい、レパートリーを広げていこうと思います。

 

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

終演後は、コロナ禍に入って以来の打ち上げの飲み会。

久しぶりに喋って飲んで、とても楽しいひとときでした!!

 

 

 

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頂いたお花。

 


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来て下さるだけで有り難いのに、たくさんの方々からプレゼントも頂きました。

ここにはお花しか載せられませんが、心より感謝致します。

 


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しばらく我慢していたワイン!!美味しかった~!!!

 

さて、また次へ向けて頑張ります!!!

シマノフスキ

先日またピアノの弦が切れました。

 

先月のコンサート前に切れて張弦してもらい、その弦が緩んできて気持ちが悪いから整えてもらおうとした矢先、別の弦がまた切れてしまいました。

頼むよ〜相棒、切れないでよ〜。

 

 

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断弦。

 

切れる瞬間はバチンッとものすごく大きな音がするので、集中している時はそれはもう飛び上がるほどビックリします。

 

調律師さん曰く、金属疲労で断弦するからそれだけよく弾いているということらしい(作曲家には関係ない)のですが、どう考えてもいつもシマノフスキを弾いている時に切れるのです。それもコンサート前に。

ですので調律師さんには無理を言って来てもらうことになってしまいます。今回も深夜に来てくださいました!

 

 

シマノフスキは大学生の時に初めて弾きましたが、その時はあまり理解せず弾いたので、実際はポーランドに留学してから出会った作曲家です。

 

メトープをもらって譜読みをし始めたものの、あまりの複雑さに頭痛と涙で苦しみました。あの苦しさを経験してからは、どの曲もメトープよりはマシと思えています(笑)

ちょうどシマノフスキを記念する年だったので触れる機会が多かったことも、留学中に運がよかったことのひとつ。

 

楽譜は3段譜も多く、複雑に絡み合い、とにかく難解ですが、その絡みが立体的になるのが面白いです。

 

今回演奏するマズルカは、タトラの民族音楽に影響を受けた踊りと歌が交互に出てくる独特のリズムと叙情性が魅力です。

ヴァルス・ロマンティークは、彼の特徴のオーケストラの響き。連打が印象的なメロディーです。

 

ちなみに私はシマノフスキの曾孫弟子。遠い(笑)

でも、直系なんだよ、と先生には言われました!

 

弦は切れるし、音楽は複雑だし、厄介な作曲家ですが、それでもオーケストラの豊かな響きと、多彩に入れ替わる音楽とを存分に伝えられるように表現したいと思います。

あとは、本番まで弦が切れませんように!

春の庭

今年は春に演奏会が続くので、花壇の手入れが全くできないままに。

植え替えたり切り戻したりしていないのでかっこ悪いことになっているのですが、コンサートが終わるまで仕方ないと思って諦めています。

それでも元気なものは元気!

 

 

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アルストロメリア

冬の間に放置してても大きくなって、勝手に花を咲かせてくれたものすごくいい子です!!

一番最初に植えたゼラニウムもまたピンクの花を咲かせました。

 

 

 

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ミニバラもひっそり咲いていました。

シロタエギクが伸び放題・・・

 

 

 

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パンジーと、白い花は何だっでしょう(笑)

綺麗です。

 

 

 


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ヒューケラもフェイジョアの下で元気です。

 

GWの公園

ゴールデンウィークは弟一家が実家に泊まりでやって来ました。

 

いつもならすぐ駆け付けて私も泊まり込むのですが、今回はコンサートを控えているのでそうはいかず、我慢してピアノに向かいました。

ようやく実家に行き、ピッピちゃん(姪っ子)と抱き合って感動の再会!!

甥っ子からも「どこ行ってたの!ずっと帰ってこなかったじゃん!!(家が別と理解していない)」と責められ、愛をひしひしと感じました!

 

 

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そして大きな公園へ。私も一緒にアスレチックをやり、色々な滑り台を滑りまくりました。

「対象年齢 6歳〜12歳」は無視(笑)

 

様々な親子模様が面白いですね。

子どもと一緒に滑り台へ上がってきたママは、「こわっ!!こんなとこママ滑られへんで!」と立ちすくむ。

子どもと一緒にアスレチックにやってきたパパは、トンネルを目の前にして「パパ無理!閉所恐怖症なのに!!こんな閉塞感のあるとこ潜られへんで!!」とごねまくり、周りの子供たちに早く行けという視線を浴びせられていました。

 

一人用の長い滑り台では、下で親たちがスマホを構えて自分の子が滑り降りるのを待っている中を私が滑り降りていくという・・・ちょっと恥ずかしい(笑)

 

急な滑り台では、身体がL字のまま飛び出てしまう大人もいて、周囲が笑いを堪えるのに必死です。その様子を見てかなり緊張。でもやはり怖いのでへっぴり腰で滑るために更にスピードが出てしまいましたが、足を前に出してつんのめりそうになりながらも、必死に着地して立ち上がれました!!

ただその衝撃で翌日は脚が痛くて階段の上がり下りが辛かったです。

 

 

 

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久しぶりに焼いたケーキ。抹茶とホワイトチョコのパウンドケーキ。

 

夜はお酒を飲みながら大人の時間。

楽しく過ごしました!!

音楽とお菓子

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今日は京都コンサートホールへ、田隅靖子先生のリサイタルを聴きに行ってきました!

先生は今日で84歳になられたとのこと。

コロナ禍でも昼間はピアノに向かい、夜は音楽関係の書物を読みふけって至福の時間を過ごされたとのことで(プログラムノートより)、感服しました。

 

 


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帰りに京都伊勢丹へ寄ったのですが、すごい人混みの中で唯一買えたお菓子。

 

 


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夏っぽい色の干琥珀です。

同じお店のフルーツの形の糖蜜ボンボンがとても可愛らしくて、このお菓子と一緒にお土産用に買いました。

 

 


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夕食後のデザートに。

 

 

 

 

少し前に実家から奈良の当麻寺名物、中将餅をもらいました。

 

 

ぼたんの花びらをかたどったという、よもぎ餅。

割とあっさりめの餡子によもぎの香りが効いて、美味しいです!

 

北中綾子ピアノコンサート(ポーランド・シベリア孤児神戸出港100周年記念)

5月のコンサートのお知らせです!

 

 

100年前の危機がつないだ日本・ポーランドの絆

ポーランド・シベリア孤児 神戸出港100周年記念ー

北中綾子ピアノコンサート
         ~ポーランドからのそよ風~

 

講演  

藤井和夫(日本ポーランド協会関西センター代表、関西学院大学名誉教授)

   「ポーランド・シベリア孤児の救済」

 

2022年5月22日(日)

神戸ラピスホール (JR「神戸」駅、神戸高速鉄道高速神戸」駅、神戸市営地下鉄「大倉山」駅)

14:00開演(13:30開場)

入場料:2000円(当日2500円)

 

主催:日本ポーランド協会関西センター

後援:ポーランド広報文化センター
   大阪楽友協会

 

助成:(公財)兵庫県国際交流協会
   (公財)関西・大阪21世紀協会
   (公財)双日国際交流財団

 

チケットお申込み:日本ポーランド協会関西センター
         nippokansai_fujii@yahoo.co.jp(名前・連絡先・チケット枚数明記)

         このブログからのお問い合わせでも受付できます

 

 

コンサートだけでなく、シベリア孤児の救済についての講演もありますので、ポーランド音楽、日本とポーランドの関係、ポーランドという国のこと、色々揃った盛りだくさんの内容です。そういったポーランドに関することを広く皆様に知って頂きたい、ポーランドを身近に感じて頂きたいとの思いで、日ポ協会として開催することになりました。

また、シベリア孤児が神戸から出港したことにより、神戸での開催です。

 

私はショパンシマノフスキ、パデレフスキの3人のポーランド作曲家の作品を取り上げます。主にポーランド舞踏の曲を選んでプログラムを組みました。

クラコヴィアク、ワルツ、マズルカポロネーズ

 

ポーランド大使館の後援を受けていることで、センター長もご来場されるそうです。

 

ポーランドにいた頃を思い出し、多彩な音色と表現を追求して、当日まで演奏を磨いていこうと思います。

 

皆様にお越し頂けると嬉しいです。

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

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NEO阪神間モダニズムの会 

4月23日(土)NEO阪神間モダニズムの会でのコンサートでした。

 

日本ポーランド協会関西センターとの共催で、

ポーランド・シベリア孤児 神戸出港100周年記念

野々村亜梨沙 北中綾子 春のピアノコンサート」

神戸ポートピアホテルです。

 

 

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お昼ご飯は海太郎特性の、ニンニクと唐辛子をふんだんに使ったブロッコリーとベーコンのオイルパスタ。と、かぼちゃ。

本番前にそんなにたくさん食べられないよ!

え~せっかく作ってるのに!!

という会話が何度か繰り返されたあと、ちょうどいい量を盛り付けてもらえました。

今回は海太郎はお留守番なのですが、ホテルまでは車で送ってもらいました。

 

役員の定藤博子先生(阪南大学)の司会で、まず野々村亜梨沙さんのピアノ演奏、次に講演会、そして私のピアノ演奏という順で進行しました。

講演は、日本ポーランド協会関西センター代表の藤井和夫先生(関西学院大学名誉教授)、役員の岡崎拓先生(羽衣国際大学)とマルチン・タタルチュク先生(京都大学非常勤講師)の3人で、シベリア孤児に関することと、ウクライナポーランドに関することでした。

私は藤井先生の講演の終わりくらいから袖で控えていたのですが、最後のタタルチュクさんのお話でとても悲しい気持ちになり、パデレフスキの可愛いメロディーを思い浮かべてステージに出ました。

 

私は

パデレフスキ / 「伝説」

シマノフスキ / マズルカ第1番~第4番

ショパン / アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ

を演奏しました。

 

 

さて、演奏後は会食。

ドレスから着替えて、乾杯と同時くらいに会場入りしました。

 

 

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お食事メニュー。

日本ポーランド協会代表ご夫妻がホテルの総料理長と相談したという、ポーランド料理フルコースでした。

 

最初は日本酒で乾杯。これが楽しみでした!

差し入れのウォッカもあり、最初に出されたので食前酒になってしまいました(笑)

 

 


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前菜のテリーヌ。

 

ビーツのスープ、豚ロース肉のお料理は撮り損ねました。

とてもお腹が空いていたので、写真を撮るよりパクつきました。

 


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メインの「ズラジィ」。

 

 

 


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私が大好きなケーキ、クレムフカ。

バニラクリームのパイです。ポーランドでよく食べましたが、スロベニアでも名物として食べたので、共通するものがあるのだろうと思い、印象深いスイーツ。

 

 

普段はオンラインでミーティングを重ねている日本ポーランド協会のシベリア孤児イベント担当メンバーの方々ともお会いできて、たくさん話せました。

やはり実際に会って色々話すのはとても楽しいし大切なことですね。

コロナ禍で人と会うことが制限されてきたのが残念なことでしたが、だんだん日常に戻っていく中で、また色々な方と会って話したり飲んだり、楽しい時間を過ごしていきたいです!!

 

さて、来月のコンサートが終わったら飲み会してくれるということなので、それを励みに、あと1ヶ月後に迫ったコンサートに向けて、演奏を更に磨いていこうと思います!